以下のエントリーで紹介されている「驚異の百科事典男」を読んでみた.
- 作者: A・J・ジェイコブズ,黒原敏行
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/08/03
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 87回
- この商品を含むブログ (70件) を見る
一言で言えば,ブリタニカ百科事典を1年で読んだ男の話.「世界一頭のいい人間になる!」っていうサブタイトルを見た瞬間,amazonで購入してしまったw
ストーリーとしては,ブリタニカのA-Zの項目の一部を紹介しつつ,自分の日常生活の話を綴っていく.701ページと結構量があるんだけど,神翻訳なのか,スラスラと愉しく(楽しくではなく愉しくw)読める.ブリタニカの内容はすぐ記憶からなくなっちゃうけどネ!笑
ブリタニカを読破したからといって,世界一頭がいいとは言えないし,それは当然ジェイコブズもわかっているのだが,何ていうか,抑えられない向学心をブリタニカ読破のような壮大な目標にぶつけるっていうのが,とても素晴らしいことだと思う.馬鹿げているなんて全然思わない.僕だって常に向学心を持つことを意識して生きているんだ!(大げさ)
こういう壮大な目標で,他には何があるかなーと考えてたら,
- 図書館の本を全部読破
- Wikipediaを全項目読破
がまず思い浮かんだ.量だけで考えると,どちらもブリタニカよりも断然無理そうなんですけどwww
もっと現実的な目標として,ある1人の著者を決めてその人の作品を全て読破するとか,図書館の好きな棚を1箇所選んで,そこに並んでる本を全部読むとかなら何かできそう.
簡単にまとめると,驚異の百科事典男 世界一頭のいい人間になる!は僕的にスゴ本でした.むしろ本というより,ジェイコブズがスゴ人だと思う.どんな方にもオススメできる愉しい1冊です.ジェイコブズの日々を綴った中にうまくブリタニカの知識が混ざってくる感じが笑える.ジュリーとお幸せに!w
また,向学心のある人はブリタニカの項目もきちんと読みつつ読破してみるのも良いと思う.もう少し立ったら,もう一度読み直してみようかなぁ.