どうも!CQO の @kakakakakku ですw
(参考:CQO : Chief Qiita:Team Officer - kakakakakku blog)
今日は Qiita/Qiita:Team Meetup #9 Fukuoka があるので,参加したかったんですが,LT するためだけに東京から出張する許可をもらえず,残念ながら不参加となってしまいました.
Meetup に参加できないことには変わりないのですが,Meetup を盛り上げたい!ということで,LT の代わりに1本エントリーを書きます.
中長期的な運用 Tips 3点
Qiita:Team を導入したのが去年の11月だったので,もう3ヶ月もたったことになります.
チーム内のアカウントは23人にまで増えましたし,今まで Redmine や ChatWork にドキュメントを書いていたのが嘘のようで,もう全て Qiita:Team にアウトプットする文化が根付いています.
とは言え,この人数で使っていると収拾が付かなくなってしまうような場面も多々あります.そんな中長期的な課題を解決するための Tips を3点紹介したいと思います.
1. タグ散在問題
業務的な投稿だけでなく,日報やポエムなどどんなジャンルの投稿でもするという文化が根付くと,必然的に1日の投稿数が増え,その結果,タグが乱立するという問題はどこでも起きるかなと思います.うちのプロダクトだと既に約150個のタグが乱立してます.
とは言え,そもそもタグというもの自体が付ける人によってブレる性質を持っていて,そこをガチガチにルール化しても投稿の精神的負荷が増えるだけでメリットが見出だせませんでした.
そこで「タグの付け方を大きく2種類に分類する」というルールだけを決めて運用しています.
一般タグ
まず「一般タグ」と呼んでいるもので,これはもう普通のタグです.
AWS
だったり Ruby
だったり,その投稿のコンテキストに合った適切なタグを付ける.特別な使い方はしていないです.
ディレクトリ階層タグ
もう1つが「ディレクトリ階層タグ」と呼んでいるもので,これは開発プロジェクト(案件)ごとのある意味見る人が限られている投稿をまとめるときに使っています.Qiita:Team のタグは / で区切るとエクスプローラー上で階層的に表示されるという機能があるので,それを活用したものです.
簡単に言うと,ファイルサーバのディレクトリにファイルを置くような感覚です.Qiita:Team の投稿をファイルサーバのディレクトリに置きたいと思う場面があれば,是非このタグの付け方をオススメします.
例えばこんな感じです.
- xxxチーム/issue
- xxxチーム/アーキテクチャ
- xxxチーム/リリースノート
ちなみに,同じような用途として Qiita:Team のプロジェクト機能があると思いますが,痒いところに手が届かない感じがして,あまり使っていません.
2. このアカウント誰なの問題
うちのプロダクトでは Qiita:Team をエンジニアだけではなく,ビジネスメンバーも含めて全員で使っているので,いかにビジネスメンバーにも Qiita:Team の雰囲気に慣れてもらうかという点が重要だったりします.
ビジネスメンバーに markdown を教えたりすることもありますが,その中でも1番問題になったのは「このアカウント誰なの問題」でした.
確かにエンジニアなら GitHub / Twitter / Slack などで日々メンションしてるので,アカウントと本人が経験的に紐付いていて困ることはあまりないと思いますが,ビジネスメンバーからすると,その紐付きがわからずメンションすることができないという問題があってかなり困ってたようです.まぁ僕のアカウントもわかりにくさを増幅させてるので,何も言えませんwww
- @Kakakakakku → 誰なの?
- 吉田慶章 → どのアカウントなの?
アカウントと名前を同時に管理する
そこで,Qiita:Team だけで使われるプロフィール設定に名前をローマ字で書くことで,メンションする時に苗字を入力するだけでそのメンバーを補完できるようにしました.
これは Qiita:Team のメンバー補完の機能が「アカウント」と「名前」の両方を同時に探索してくれる機能を活用したアイデアで,うちのプロダクトのメンバーが提案してくれてとても便利になりました.
3. 案外見られてない問題
最後はまぁ問題というより,結果的にそうなんだなぁと思った話なのですが,思ってるほど自分の投稿は見られていないんだなーという.
僕は Qiita:Team を推進する CQO なので,確実に全ての投稿を見てますし,重要なものはストック,面白いなと思ったらイイネなどする習慣が根付いてますが,例えばこんなことがありました.
日報にある話題に対する所感を書いた次の日のランチで「そういえば,あの話題どう思います?」みたいな話をすると「何の話?w」って返ってきたりするわけです.ようするに僕の日報(所感)は特に見られていないという寂しさ!!!良くも悪くも Qiita:Team の投稿は Views がわかってしまうので,よくよく見てみると,全体規模23人に対して10人未満みたいなこともあったり.
Qiita:Team を導入した目的は「コラボレーションの最大化」
当たり前ですけど「全員全ての投稿を見てください!」なんてことは絶対に言いません.
ただし,前のエントリーでも書いた通り,僕が Qiita:Team を導入した目的は「コラボレーションの最大化」のためです.
そのためには仕事中の息抜きや帰宅中の電車内など,ふとしたときに Qiita:Team を開いてみて,メンバーの日報やポエムがあったら見てみたり,少しでも良いなと思ったらイイネをしましょう!みたいなことはメンバーに伝えて,日々推進をしています.
Qiita:Team の文化を根付かせるためには「遊び心」が絶対に必要です.仕事のためのツールであるという認識を変えるべきだ!
まとめ
少しでも Qiita:Team を使ってるプロダクトの参考になれば嬉しいです.
Qiita/Qiita:Team Meetup #9 Fukuoka が盛り上がることを期待しています!!!