先日に続いてまたクラウドファンディング関連の本を読んでみた.
簡単に書評をー!
- 第1章 : ファイナンスの体系 - 従来型ファイナンス
- 第2章 : クラウドファンディングとは何か - 新型ファイナンスの登場
- 第3章 : サイト事例1 - 米国のクラウドファンディング
- 第4章 : サイト事例2 - 日本のクラウドファンディング
- 第5章 : クラウドファンディングの活用方法
- 第6章 : 日本における課題
- 第7章 : 21世紀の金融・お金の世界 - クラウドファンディングで世界を変える
次世代ファイナンス クラウドファンディングで世界を変えよう!
- 作者: 佐々木敦也
- 出版社/メーカー: ジャムハウス
- 発売日: 2014/08/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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インタビュー記事が充実してる
個人的には「入門クラウドファンディング」と比べるとそこまで得られることは無かった.
ただし,以下の話はとても参考になった.
- 金融など法に関わる部分の解説がしっかりと書かれている
- 購入型以外の話も多く書かれている
- 米国と日本の事例が多く載っている
- 日本のプラットフォーマーのインタビュー記事が載っている
具体性と実現性
READYFOR のインタビュー記事を見てそりゃそうだよなーと思った.
資金募集者も資金提供者もプロジェクトの具体性と実現性をしっかりを意識することがとにかく重要.当たり前だけど.
「この町の社会を10年後までに変えます」のようなプロジェクトは NG なんですね。期間的に10年というのはコミットメントできないですし、「社会を変えていく」というのも抽象的でわからないです。
競合多すぎ
購入型の競合多すぎ!アドテクと同じでカオスマップありそうかなと思って調べたら,支援額ベースのマップならあった.
なんじゃこりゃー!
寄付型の競合は出てきません。融資型は3,4社あります。エクイティはまだ1社です。購入型はいま100社くらいあり、盛り上がっています。
次は何読もう?
クラウドファンディング関連の本を2冊読んでみたけど,2冊とも2014年発売だから少し情報が古くなってしまってる可能性はありそう.
調べたら先月末に発売された本があるみたいだし,次はこれを読んでみよう.
ソーシャルファイナンスの教科書―――「社会」のために「あなたのお金」が働くということ
- 作者: 河口真理子
- 出版社/メーカー: 生産性出版
- 発売日: 2015/06/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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