久し振りに TeX を使う必要があったので,Mac に TeX 環境を構築してみた.今までは Windows で TeX を書いていて(学術論文など),環境構築が大変な印象しかなかったけど,今回 Mac に簡単に構築することができた.ちなみに Windows のときは EmEditor + M's TeX Helper + Ghostscript な環境で TeX を書いていた(懐かしすぎる...!).
インストール手順書
まず,Ghostscript をインストールする.全て brew 経由でインストールできてしまう.
$ brew install ghostscript
次に MacTeX 2017 をインストールする.自動的に選ばれたミラーサイトだとダウンロードが異常に遅くて,curl がタイムアウトになったけど,再実行したらすぐに動いた.
$ brew cask install mactex
最後に TeX Live をアップデートした.
$ sudo tlmgr update --self --all
非常に簡単!
TeX 対応エディタ
MacTeX にデフォルトで同梱されている TeXShop というエディタでは,TeX を書くモチベーションが湧いてこなかったので,慣れたエディタで書きたいなと思って調べてみたら,驚くほどたくさんあった.おおお!
IntelliJ
VS Code
Atom
VS Code で TeX を書く
今回は,普段から使っている VS Code にした.まず LaTeX Workshop をインストールした.
次に VS Code の「ユーザー設定」に以下の JSON を追記した.TeX の構文チェックを有効化しているのと,日本語対応のために ptex2pdf で PDF を生成するようにしている.
{ (中略) "latex-workshop.chktex.enabled": true, "latex-workshop.latex.toolchain": [ { "command": "ptex2pdf", "args": [ "-l", "-ot", "-kanji=utf8 -synctex=1", "%DOC%" ] } ], (中略) }
ファイルを保存すると自動的に PDF に変換される.便利!
サンプル PDF も問題なく変換できた!
まとめ
- Mac に TeX 環境を構築できた(簡単に!)
- エディタは TeXShop ではなく VS Code などを使うと良さそう
- もっと LaTeX Workshop を使ってみて便利機能などを探してみようと思う
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非常に参考になりました!