6/23,24 に開催された「DevLOVE X」に参加した.少し遅れてしまったけど,印象に残っているセッションを中心に紹介したいと思う.どのセッションもスピーカーの情熱を感じた.DevLOVE X では,久し振りに会う人がいたり,ブログメンタリング卒業生に会えたり,Twitter でフォローしている人に会えたり,様々な出会いもあり楽しかった!
僕自身は「Day.2 4-D」に発表し,既に記事を書いているので,合わせて見てもらえればと!発表でも「勉強会参加レポート記事の大切さ」を説明している.勉強会に参加したらレポート記事を書こう!
Day.1 1-C : 「嫌われない」を諦めない @ykmc09
- アジャイル推進組織の仕事領域
- トレーニング
- チームの支援
- 社内アジャイルコミュニティの構築
- 大切なのは「背中を押すこと」
- リーンとアジャイルを好きになってもらいたい
- 「勝手に広まっていきそうか?」が重要
- 「マーケティングファネル」を参考に「Lean/Agile Promoting Funnel」を作った
- 手段に固執せず,本質的な課題を探す
- 「スクラムを導入するべき」とは絶対に言わない
- 最初の成功にこだわる
- Don't just Do Agile, Be Agile
DevLOVE X 最初のセッションは,前職でのチームメイトでもあった @ykmc09 の応援に行った.事前に発表資料の相互レビューをしていたため,プレゼンテーションを楽しめた.名言も多く出ていたけど,特に「最初の成功にこだわる」という話が良かった.「失敗から学ぶ」ことも重要だけど,それでも失敗より成功が良いし,最初の小さな成功が次の一歩に繋がる.そして「誰が言うか」という話もあり,今までは「信頼残高のある人が言うと良い」という前向きな理解をしていたけど,「あの人が言うから嫌い」という後ろ向きな側面もあることに気付き,これは個人的に盲点だった.何かを推進するときに気を付けたいと思う.
Day.1 3-B : エンジニア、エンジニアリングマネージャーとして成長するために必要なこととは? @tsuyok
- 成長とは何か?
- 個人の成長に対するアプローチはあまり情報がない
- 「学び」のベース
- コルブの経験学習モデル
- 「エンジニア」の学び
- 「学びの根源」が様々ある
- 小さな行動を習慣化する
- 自分自身を振り返る
- KPT + 感じたこと
- 「エンジニアリングマネージャ」の学び
- オーセンティックでいる(自分らしさを貫くこと)
- ジョハリの窓
- アンラーニングする
- オーセンティックでいる(自分らしさを貫くこと)
僕自身とても興味のある「成長とは何か?」がテーマだったので参加してみた.「コルブの経験学習モデル」や「ジョハリの窓」など,今まで学んできたことが多く出てきて,理解を整理することができた.「小さな行動を習慣化する」という話は重要だし,僕としては書籍「小さな習慣」をオススメしたい.また 1 on 1 活動に取り組まれているという話もあり,僕のブログメンタリングと似ている部分もあり,共感できた.
- ストレッチ + リフレクション + エンジョイメント /「経験学習」入門を読んだ - kakakakakku blog
- 小さすぎて失敗すらできないステップを毎日繰り返そう /「小さな習慣」を読んだ - kakakakakku blog
- アウトプット駆動学習を習慣化する - kakakakakku blog
途中に「自分自身を毎週振り返っている人はいますか?」という話があり,僕は毎週日曜日の振り返りをもう4年以上続けているので,振り返りもオススメしたい.発表資料を見直して,もっと学んでみたいと思う.
Day.1 7-A : モブプロの聖地 Hunter Industries で学んだこと @kawaguti
- アギレルゴアジャイル研修
- Enterprise Agile と Agile Enterprise
- Culture Bubble
- 新しい文化の境界面はシャボンの泡のように壊れやすい
- リーダーとアダプターが重要
- 「場所」=「モブ」=「プロダクト」
- 人事異動などのメールを読むこともモブで行う
- マルチモブ
大好きな書籍「Fearless Change」の翻訳者でもある @kawaguti さんが,実際に Hunter Industries に行かれた話をするということで,絶対に聞きに行こうと思っていた.特に「モブプログラミングは場所である」という話は刺さった.現場に行かれたからこそ気付けたことなのかもしれない.マシントラブルが起きたときに別の場所に行き,その場所にいるチームのタスクに着手したという話も「モブプログラミングは場所である」からこそだと思うし,噂は聞いたことがあったけど,本当だと知れて興奮した.また Enterprise Agile と Agile Enterprise の話なども興味があり,話を聞けて良かった.
Day.2 7-E : テスト駆動開発ライブ @t_wada
- TDD
- Red → Green → Refactor(を繰り返す)
- FizzBuzz 問題
- テスト → 仮実装 → 三角測量 → 実装
今まで @t_wada さんのライブコーディングを見る機会がなく,今回とても楽しみにしていた.内容としては FizzBuzz 問題をテスト駆動開発(実況解説付き)で進めていく.Eclipse を使って Java + JUnit で実装していくけど,ステップバイステップに進むし,ステップごとの実況解説で思考がうまく言語化されていて,わかりやすかった.何よりも,見ていてモチベーションが高まった.テストコードのメソッド名は日本語で書いて良いことや,テストを通すための return "1";
にも意味があることなど,実践的な学びもあった.前に Fukabori.fm で聞いた話を思い出したりもした.より良くするために,あえて1点フィードバックを送るなら,実況解説が早口過ぎて,聞き取れない部分も多かった.時間不足である制約は理解した上で,もう少し工夫できる余地もありそう.
Speaker Deck に発表資料がなく,Togetter を載せておく!
運営フィードバック
DevLOVE X 運営メンバーの皆さんがいたからこそ素晴らしいイベントになったと思う.本当にお疲れさまでした!今後のために個人的に感じた点をフィードバックしておこうと思う.参考まで!
- (当日にページが分割されたけど)スピーカー一覧ページの表示が重すぎた
- 有料イベントだし,スポンサーも入っていたので,一般参加者の皆さんにランチの提供かコーヒーの提供があると良かった
- 計5部屋のサイズがバラバラで,特に人気のセッションだと座席数が不足していた
まとめ
- 「DevLOVE X」に参加した
- どのセッションもクオリティが高く,スピーカーの情熱を感じた
- また今度 DevLOVE コミュニティに参加するぞー!