textlint で textlint-filter-rule-comments を使うとコメント記法で「特定のルールを無視する」範囲を設定できる.
しかし textlint-plugin-review と組み合わせて Re:VIEW で textlint-filter-rule-comments を使う場合は <!-- -->
ではなく #@#
という Re:VIEW のコメント記法を使う必要がある.ポイントはここまで👌
#@# textlint-disable #@# textlint-enable
検証ログ 📄
検証ログを残しておく.まず,今回のサンプルとして textlint-plugin-review と textlint-filter-rule-comments と textlint-rule-preset-ja-technical-writing を組み合わせた .textlintrc
を作っておく.textlint-filter-rule-comments は filters
に設定してある.
{ "filters": { "comments": true }, "rules": { "preset-ja-technical-writing": true }, "plugins": [ "review" ] }
そして Re:VIEW ドキュメントとして sample.re
を作っておく.文章は適当で ja-technical-writing/max-ten
でエラーが出るように意図的に 、
を多く使っている.
= サンプル 今日は、とても、良い、天気、です。
さっそく sample.re
に textlint を実行すると ja-technical-writing/max-ten
でエラーが出る.ここまでは期待した通り!
$ npx textlint ./*.re 3:14 error 一つの文で"、"を4つ以上使用しています ja-technical-writing/max-ten
次に今回の文章を例外として ja-technical-writing/max-ten
のエラーを無視する(許容する).以下のように textlint-filter-rule-comments のドキュメントに載っているコメント記法をそのまま追加する.
= サンプル <!-- textlint-disable ja-technical-writing/max-ten --> 今日は、とても、良い、天気、です。 <!-- textlint-enable ja-technical-writing/max-ten -->
すると今度は <!--
の部分に ja-technical-writing/no-exclamation-question-mark
のエラーが出てしまう.
$ npx textlint ./*.re 3:2 error Disallow to use "!" ja-technical-writing/no-exclamation-question-mark 5:14 error 一つの文で"、"を4つ以上使用しています ja-technical-writing/max-ten 7:2 error Disallow to use "!" ja-technical-writing/no-exclamation-question-mark
今回は Markdown ファイルではなく Re:VIEW ファイルを対象にするため,コメント記法は <!--
ではなく #@#
を使う必要がある.以下のように sample.re
を修正したら textlint でエラーは出なくなった.
= サンプル #@# textlint-disable ja-technical-writing/max-ten 今日は、とても、良い、天気、です。 #@# textlint-enable ja-technical-writing/max-ten
Re:VIEW のコメント記法に関しては以下のドキュメントに載っている.