プレゼンをするときに意識していること

僕自身,プレゼンが得意とまでは言わないけど,プレゼンをすることは大好きで,勉強会だったり,会社のイベントだったり,様々なところで話す機会がある.「プレゼンのコツ」をネットで調べたら既に大量の記事が出てくるし,何番煎じだよという声もありそうだけど,僕がプレゼンをするときに意識していることをまとめてみようと思う.最近「プレゼンのコツを教えて欲しい」と聞かれることが増えてきたという背景もある.

よく聞く誤解

本題に入る前に,プレゼンの話をするときによく聞く誤解があるので,最初にまとめておく.

プレゼンが得意な人はリハーサルをしなくても上手く話せる?という誤解

僕が「最低5回はリハーサルをするし,多いときは10回を超えることもある」という話をすると驚かれる.確かに本当にプレゼンが得意な人はアドリブでも上手く話せるのかもしれないけど,多くの人は努力でカバーしている.特に僕は心配性なので,不安が無くなるまで繰り返しリハーサルをしている.これは多くの人が感じている誤解だと思う.

プレゼンをする機会がない?という誤解

「勉強会に登壇する予定もないし」と思っていたり,プレゼンには縁がないと考えている人が多いように思う.プレゼンというのは「情報をわかりやすく伝えること」なので,勉強会だけじゃなく,チームの定例ミーティングで進捗報告をするのもプレゼンだし,マネージャーとの面談もプレゼンだし,極端な話をすれば,飲み会で話すこともプレゼンだと思う.僕たちは日々プレゼンをしているので,プレゼンをする機会がないというのは誤解だと思う.

プレゼンをするときに意識していること

明日からすぐに使える具体的な話を書く.分類としては大きく3個にした.

  1. プレゼン前に
  2. プレゼン中に
  3. 日常的に

1. プレゼン前に

1-1. リハーサルを最低5回はして,資料を修正する

とにかくも,プレゼンの成功はリハーサルが全てだと思う.定量的に言うならば,最低5回はする必要がある.さらにリハーサルをするときに重要なポイントが2点ある.

  • ストップウォッチで時間を測ること
  • 資料を修正すること

まず,ストップウォッチで時間を測ることが大切で,プレゼン時間を見積もることができる.またリハーサルを繰り返せば繰り返すほど,プレゼン時間のブレは収束してくるため,プレゼン全体がまとまってくる.プレゼン時間が長くなるのは運営側も困るし,聞いてる側も飽きるので,必ず計画された時間内に終わるようにする.

次に,リハーサルをすると,口頭の言い回しと資料の表現がズレていることに気付いたり,説明の順番が悪かったり,資料の誤りに気付いたり,単純に情報量が多すぎたり,様々なことに気付く.リハーサルが終わったらすぐに資料を修正して,もう一度リハーサルをする.これを繰り返すことによって,資料も正確になり,プレゼン時間も収束し,プレゼンを体で覚える感覚に近付く.

1-2. 想定される質問を考えて,資料を修正する

資料がある程度できた段階で,このプレゼンを聞いた人はどんな質問をするだろうか?という,客観的な視点で想定される質問を考える.すると,資料で説明を飛ばしてしまっている部分に気付いたり,回答用の追加資料を事前に用意できたりする.この場合も同様に,資料を修正することで,よりまとまった資料になる.

2. プレゼン中に

2-1. 壇上の真ん中に立つ

僕が最も徹底的に実践しているのは,この「壇上の真ん中に立つ」ことで,とにかくこれは重要だと思う.一般的に多いのは,PC を接続する場所(何て呼ぶの?)に立ったままプレゼンをするスタイルだけど,これは避けた方が良いと思う.理由としては単純で,注目して欲しいのは資料ではなく,プレゼンだからで,そのプレゼンをするのは発表者なので,発表者に全ての視線を集める必要がある.目の前に PC があると,発表者は絶対にその PC を見てしまって目線が下がってしまうし,聞いてる側はスクリーンの文字を読んでしまう.

さらに「壇上の真ん中に立つ」ためには,プレゼンターが必須になる.僕は Logicool の R800 を2011年に購入して,もう7年間もずっと愛用している.R800 は今は売ってなさそうだけど,R400t と全く同じなので,最新のモデルはコッチなのかも?このプレゼンターを持っていれば,壇上に立てるし,柔軟なタイミングでスライドを送ることができる.

ロジクール ワイヤレス プレゼンター R400t

ロジクール ワイヤレス プレゼンター R400t

あまり自分がプレゼンをしているときの写真を持っていないけど,以下は最近 dots で話したときの写真で,壇上の真ん中に立ってプレゼンをしている良い例かなと思う(社内イベントの写真なので資料は隠した).右手にプレゼンターを持っている.

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2-2. ノドを潤す

もう1点意識していることは,ノドを潤すことで,プレゼンをしているときに声がガラガラにならないように,直前に水を飲むようにしている.たまにプレゼンをしながら咳払いを繰り返す人がいるけど,咳払いは「あー,えーっと」よりも悪だと思っていて,プレゼンをしている側も,聞いている側も,リズムが崩れてしまう.できる限り,ストレス無くプレゼンを聞いて欲しいと思っている.

3. 日常的に

3-1. TED を観る(特にスーパープレゼンテーション)

TED を観るという話はよく聞くと思うし,僕も TED が好きで観ることが多いけど,個人的には NHK で放送されている「スーパープレゼンテーション」で TED を観るのをオススメする.解説も入っていて楽しく観れる.僕は毎週録画予約をしている.特に TED を観ると「プレゼン中のジェスチャー」や「ストーリーに沿った声の強弱」や「笑いの取り方(アイスブレイク)」を学ぶことができる.是非プレゼンの技術を学ぶというモチベーションで TED を観てみて欲しい.

www4.nhk.or.jp

例えば “How to start a movement” は僕の好きな TED 動画の1つ.

www.ted.com

3-2. 絵本を読む

絵本を読むことは,プレゼンの練習にもなる.絵本は比較的文字が少なく,擬音語なども多いため,絵に負けないように読むには,アクセントの強弱を付けたり,顔で喜怒哀楽を表現したりする必要がある.僕は子供に絵本を読み聞かせることが多いので,そのときに面白く読むように意識していて,これは多少なりともプレゼンの練習になっていると思う.好きな絵本はたくさんあるけど,特に “From Head to Toe” がお気に入り.

From Head to Toe

From Head to Toe

3-3. ミーティングのときは指示棒をポケットに入れておく

僕と働いたことがある人なら知っているだろうし,最初はよく笑われていたけど,ミーティングのときに必ず指示棒をポケットに入れておく癖がある.ディスプレイを使って議論するときに,サッと指示棒を出して「ココは○○でー」と話すと,今どこのことを話してるんだろう?と議論の置いてきぼりになる人が減るし,参加者の視線が集まるというメリットもある.ペアプロをするときも指示棒を用意しておくと便利で,ペアが「ココのメソッドはこのままで良いの?」と教えてくれるので,どこどこ?と探す手間が減って効率的になる.ちなみに僕はコクヨの指示棒を使っている.

コクヨ 指示棒 サシ-1

コクヨ 指示棒 サシ-1

写真集

過去に書いたブログ記事を探したら少し写真が見つかったので,参考までに載せておく.全て壇上の真ん中に立っている.

2016年02月

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kakakakakku.hatenablog.com

2016年06月

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kakakakakku.hatenablog.com

2016年10月

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kakakakakku.hatenablog.com

2017年05月

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kakakakakku.hatenablog.com

まとめ

  • プレゼンの成功はリハーサルが全て
  • プレゼン中は壇上の真ん中に立つ
  • 必ずプレゼンターを使う
  • TED を観たり,絵本を読んだりして,日常的にプレゼンを練習する

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