2017年の振り返り
積極的に実戦投入をした
2016年から2年連続で目標にしている「実戦投入力を高める」を達成できた.規模の大きかったプロジェクトを挙げると以下の通りになるけど,他にも多くの実戦投入をしていて,1年前と比べても成長を感じることができた.技術的な「実戦投入」だけではなく,組織的な「実戦投入」も経験できた点がポイントだと思う.
- MySQL 5.5 on EC2 から Aurora に移行をした🎉
- Elasticsearch 1.4 on EC2 から Amazon ES に移行をした🎉
- Go + SQS + ECS でマイクロサービス基盤を複数構築した🎉
- 新規プロジェクトでスクラムマスターを兼任してアジャイル開発を推進した🎉
- 技術広報を兼任して技術的に注目される組織とは何かを突き詰めることができた🎉
1年間を通してブログのネタが尽きることがなく,まだまだ書ける余力を残していたし,様々な技術領域で登壇できたことも「実戦投入できた証」だと思う.定量的に評価することは難しいけど「実戦投入力を高める」という目標は本当にオススメ!
様々なスタイルで技術を「教える」ことに挑戦した
2017年は「技術支援を仕事にする」という目標も立てていて,「技術を教えるための基礎力を整える1年間」と位置付けていた.結果的には大幅に達成できた.まず,副業として TechAcademy で Rails 講師(具体的には,ウェブアプリケーションコースのパーソナルメンター)を1年間担当して「約30人」の生徒さんを卒業させることができた.プログラミングに挑戦したいという熱意を持った生徒さんに「教える」のは本当に楽しく,僕自身も刺激を受け続けていた.たまに「教える = 技術貯金の切り崩し」と表現されることもあるけど,そんな感覚はなく,教えながら気付く「プログラミングの難しさ」に対して,様々なアプローチを実践できた.このあたりは別途まとめる予定.
次に「Redash ハンズオン資料」を作成し,公開できたことも「教える」という目標に対するアプローチだった.さらに話が広がり「ハンズオンイベント」を開催できたことも大きな成果だった.詳しくは以下の記事にまとめているのと,今月末にも再演を予定している(これもまた既にキャンセル待ちになってしまっている).
さらに「教えるには様々なスタイルがある」と気付けた1年でもあった.ブログを書いたり,イベントで登壇したりするのも,本質的には「教える」に繋がっていて,2017年は多くのアウトプットを通して,様々な人に「教える」を届けることができたと思う.さらに,11月頃から「ブログメンター」という個人活動(無料)も始めていて,この話もそこそこの成果が出たら,まとめてみようと思っている.
英語
英語に関しては,未達成だった.2017年こそ re:Invent / SREcon など,海外カンファレンスに参加して,チャンスがあれば登壇もしたいと考えていたので,そのために「DMM 英会話」に入会したけど,結局のところ海外カンファレンスに参加するチャンスがなく,約半年間でレッスンを受けなくなってしまった.とは言え,半年間は「DMM 英会話」だけじゃなくて「社長との月次面談を英語で実施する」という試みをしてみたり,iKnow! を毎日コツコツ進めたりもしていた.あと,11月に数年振りに TOEIC を受けてみて,またモチベーションが戻ってきているので,今月開催も申し込んである.
インプット/アウトプット
登壇
登壇は計14回で過去最高だった.既に記事にまとめているけど,2017年の目標にしていた「LT 以外にも挑戦する」という点も達成できた.プレゼン芸人と言われることもあり,多少なりとも登壇を通してプレゼンスを高められたと思う.
勉強会
勉強会は計15回参加した.2016年の21回と比べると減ってしまっているけど,それでもいろいろと参加できたし,登壇者として参加することが増えたのも良かった.
- Tech Meetup に参加して「grafana-zabbix 活用術」を紹介してきた - kakakakakku blog
- golang.tokyo #3 に参加してパフォーマンスの話を聞いてきた - kakakakakku blog
- SRE Tech Talks #2 に参加してサービス運用の事例を聞いてきた - kakakakakku blog
- 「JAWS-UG コンテナ支部 入門編 #4」に参加して ECS の事例を聞いてきた - kakakakakku blog
- Data Migration Night に登壇してデータ移行の Tips を紹介してきた - kakakakakku blog
- AWS Summit Tokyo 2017 に参加して2日間ずっと AWS のことを考えていた - kakakakakku blog
- AWS Solution Days 2017「第2回 Aurora 事例祭り」で発表をしてきた - kakakakakku blog
- 「JAWS-UG コンテナ支部 #9」で「ECS x Mackerel」をテーマに LT をした - kakakakakku blog
- July Tech Festa 2017 で「急成長するサービスを支える DevOps 戦略と組織変革へのアプローチ」という発表をしてきた - kakakakakku blog
- CROSS 2017 : Serverless Ninja Warriors でパネルディスカッションに参加してきた - kakakakakku blog
- CA.io で「Amazon ES 移行」をテーマに LT してきた - kakakakakku blog
- XP 祭り 2017 で「Fearless Change を活用した組織変革」をテーマに発表してきた - kakakakakku blog
- Firebase の実践的な事例を聞くため Firebase.yebisu #1 に参加してきた - kakakakakku blog
- 「AWS re:Invent 2017 Serverless re:Cap」に参加した - kakakakakku blog
- ハンズオン講師を担当した Redash Meetup を振り返る - kakakakakku blog
プルリクエスト
OSS に送ったプルリクエストは計12回で過去最高だった.
ブログ
「週1回」のノルマを達成して,計77記事を書いた.また,ブログをテーマにした登壇をする機会もあり,改めてアウトプットを習慣化することの重要性を認識することができた.
Google Analytics で PV を見ると,去年比で「約2倍」に増えていた.ホッテントリに入ることも多かったけど,検索流入も増えていて,2016年よりも需要のある記事が書けたと思う.
読んだ本
毎月1冊は読みたいと思っているけど,読むのが遅く,積読が増えてしまうという悩みは引き続きある.
- 採用面接は難しい /『その「エンジニア採用」が不幸を生む』を読んだ - kakakakakku blog
- 目標達成をもっと支援したい /「コーチングの基本」を読んだ - kakakakakku blog
- Lambda を軸にサーバレスを解説した「実践 AWS Lambda」を読んだ - kakakakakku blog
- 新任リーダーにオススメする「ザ・ファシリテーター」を読み直した - kakakakakku blog
- AWS をフル活用して「サーバレス」な SPA を実装できる「サーバーレスシングルページアプリケーション」を読んだ - kakakakakku blog
- 「みんなのGo言語」には現場で使える実践テクニックが本当に書いてあった - kakakakakku blog
- セルフアウェアネスを高めよう /「99%の人がしていないたった1%のメンタルのコツ」を読んだ - kakakakakku blog
- 「カンバン仕事術」には「始めるのをやめて,終わらせることを始める」ための実践的なアプローチが凝縮されていた - kakakakakku blog
- Fluentd / Embulk / Elasticsearch / Digdag を学ぶのに最高な「データ分析基盤構築入門」を読んだ - kakakakakku blog
2018年の抱負
2018年は大きく2個の目標に決めた.どちらも2017年の継続になっているけど,単なる継続ではなく「圧倒的に深みを出す1年間」にする.
(継続)実戦投入力を高める
過去2年間「実戦投入力を高める」という目標を立てて大きく成果を出せているため,3年連続の目標にする.今までは「技術的負債の解消」をテーマに実戦投入をすることが多かったけど,2018年はもっと視野を広く持ち「クラウドネイティブなスケーラビリティとは何なのか?」を意識しながら実戦投入をしたいと思う.技術トレンドに取り残されないように,常に成長し続ける.
(継続)技術支援をメインの仕事にする
振り返りにも書いた通り,2017年は「技術を教えるための基礎力を整える1年間」と位置付けていた.2018年は本格的に動き出す1年にしようと考えていて,技術支援をメインの仕事にしていくためにアクションを積み重ねることを宣言する.キャリア・アンカーで自分自身の志向性に気付かされたこともあり,プロダクト開発とは違うスタイルで技術力を活かすことができるし,その方向性に需要があることも2017年を通して肌で感じることができた.
また「技術支援」の一環として,2017年にやってきたような「アウトプットの重要性を伝える登壇」をしたり,「アウトプットに悩む人のメンターになる」ことも継続する.例えば,社内勉強会にゲスト登壇するという形でも全然良いので(無料),もし需要があれば気軽に連絡をくださいませ!
まとめ
2018年も攻めていくぞ👍