IBM 時代にお世話になった河野さんのシリーズ最新刊「99%の人がしていないたった1%のメンタルのコツ」が 9/14 に出版されたので,さっそく読んだ.出版おめでとうございます!改めて,自分自身を客観的に見直すことができたような気がする.
- 作者: 河野英太郎,田中ウルヴェ京
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2017/09/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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セルフアウェアネス
「自分のモチベーションを見つめ直す」という話が最初に出てくる.内発的動機と外発的動機に関しては「モチベーション3.0」に詳しく書いてあるけど,自分のことを知るのは本当に大切だと思う.また,経験とタイミングによってもモチベーションが推移するので,定期的に見つめ直す機会を作るのが良いと思う.
ちなみに,個人的には「キャリア・アンカー」が好きで,定期的に読み直している.とは言え,何度やっても「奉仕・社会貢献」と「純粋な挑戦」のスコアが高いため,僕のモチベーションはそういう方向性にあるんだなと自己認識をしている.
キャリア・アンカー―自分のほんとうの価値を発見しよう (Career Anchors and Career Survival)
- 作者: エドガー・H.シャイン,Edgar H. Schein,金井寿宏
- 出版社/メーカー: 白桃書房
- 発売日: 2003/06/01
- メディア: 単行本
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さらに,セルフアウェアネスとして「苦手な人」と「嫉妬」という話が出てくるのもすごく良かった.組織に所属していると,良くも悪くも「人間は感情に左右される」ことを感じるため,感情を言語化して対処するというのは,合理的なアクションだとは思うけど,いざ実践しようとすると感情的にタフだろうなという印象もある.
目標設定
「マンダラート」と呼ばれるメソッドは初耳だった.今までは基本的にマインドマップを使っていたけど,次に目標を整理する機会があったら試す.目標設定に限らず,自分の強みを洗い出したり,プロダクトの戦略を考えたり,幅広くユースケースがありそうなメソッドだと思う.
リラックス
「笑う」ことでリラックスできるというのは前から知っていて,仕事で意識するようにしている.関連することとしては「ノンバーバル・コミュニケーション」を意識していて,常にリアクションをすることで,頭を活性化させている.瞑想の話も出ていて,これは「マインドフルネス」のことだと思うけど,僕がすごく苦手なことの一つだ.考えすぎてしまう性格なので,まずは数秒からでも挑戦してみたい.
感情
「落ち込むことをプラスと考える」という話も良かった.個人的によく落ち込むタイプなので,信頼のできる友人に相談してみたり,週末の過ごし方を工夫してみたり,本書に書かれているコツを積極的に実践してみようと思う.