macOS を使っていると,Finder で開いているディレクトリを Visual Studio Code (VS Code) や iTerm2 で開きたくなる.誰しもあるシチュエーションだと思う.今までは cdtoを使ったり,AppleScript を実装したこともあるけど,最近 OpenInTerminal に移行した.積極的にメンテナンスされているし,インストールも簡単だし,よりシンプルな「Lite 版」もある.個人的にとても気に入っている.
OpenInTerminal とは?
詳しくは OpenInTerminal の GitHub に機能比較表が載っているけど,正確には以下のように「3種類」のツールがある.簡単に言うと OpenInTerminal は「全部入り」となり,設定画面も付いているし,Finder で開いているディレクトリパスをクリップボードにコピーする「コピーパス機能 (Copy path)」も付いている.OpenInTerminal-Lite と OpenInEditor-Lite は独立して使える.
自分の操作に合ったツールを選べば良いと思うけど,僕は OpenInTerminal-Lite と OpenInEditor-Lite の組み合わせを選んだ.個人的に「コピーパス機能」が不要だったことと,1 クリックで素早く開きたかった.筆者も「Lite 版」推しだと README.md
に書いてあった.
- OpenInTerminal
- OpenInTerminal-Lite
- OpenInEditor-Lite
インストールする
brew
を使って簡単にインストールできる.
# OpenInTerminal なら $ brew cask install openinterminal # OpenInTerminal-Lite なら $ brew cask install openinterminal-lite # OpenInEditor-Lite なら $ brew cask install openineditor-lite
セットアップする
インストールをしたら,アプリケーション一覧で command
を押しながら Finder のメニューバーにドラッグする.初回は macOS でパーミッション許可をしておく必要もある.今回は VS Code と iTerm2 を選択した.他にも Atom や IntelliJ IDEA や Terminal も選べる.
検索バーの隣にあるアイコンを押すと,すぐに VS Code と iTerm2 を開ける.シンプルだけど,とても便利!
アイコンを変える
GitHub の Releases から icons.zip
をダウンロードして設定すると,アイコンを差し替えられる.僕はダークテーマにした.
まとめ
OpenInTerminal-Lite と OpenInEditor-Lite を使えば,Finder で開いているディレクトリを VS Code や iTerm2 ですぐに開ける.便利!
関連機能
例えば iTerm2 には Finder で「ディレクトリを右クリック」して「New iTerm2 Tab Here」メニューを選ぶ機能がある.個人的には「ディレクトリを右クリック」するのではなく「今いるディレクトリで」iTerm2 を開きたくて,使えなかった.