環境構築に悩むことなく「テスト駆動開発」や「モブプログラミング」を試すときに「Cyber-Dojo」をよく使う.一部は Cyber-Dojo Blog にも載っているけど,今年4月頃(時期は少し曖昧)から「Cyber-Dojo」に新機能と機能改善がリリースされている.代表的な新機能を紹介する.
なお,本記事は「2020年7月30日 (木)」に書き終えたけど,なんと「2020年8月1日 (土)」と「2020年8月2日 (日)」にリリースがあり,紹介する新機能のデザインがさらに変わった!本記事の最後に最新リリースのキャプチャも載せておく😇
1. 実行履歴で最初と最後に飛べるようになった
今までは「信号🚥」をクリックする以外だと ◀
と ▶
をクリックして順番に遡る機能しか提供されていなかった.以下のキャプチャの通り,もう1個 ◀
と ▶
が追加されたことで,すぐに「最初」と「最後」の実行履歴を確認できるようになった.
2. 実行履歴で「チェックアウト」と「フォーク」ができるようになった
今までは「実行履歴」を確認する機能しか提供されていなかった.新機能「チェックアウト (checkout)」を使うと,選んだ「信号🚥」の状態から実装できる.試行錯誤した過程を一度捨てて,やり直すときなどに使える.便利!
さらに新機能「フォーク (fork)」を使うと,選んだ「信号🚥」の状態から新しくエクササイズを作れる.例えば,モブを分割して複数のアイデアを同時並行的に試したり,使いたくなる場面もありそう!
3. エディタの背景色を変えられるようになった
画面左上の theme?
ボタンをクリックすると,エディタの背景色を「白 (light)」から「黒 (dark)」に変えられるようになった.隣の colour?
ボタンをクリックすると,シンタックスハイライトを ON/OFF できる.colour?
ボタンも今まではなかったけど,機能としてはあり,前は Highlight
という名称だった.
4. 実行結果の信号を予測できるようになった
Cyber-Dojo を使って「テスト駆動開発」を教える場合,必ず「実行したらどういう結果になる?」という問いに答えてもらってから実行してもらっている.これは闇雲にトライアンドエラーをするのではなく,意思を持って実行してもらうためで,新機能 predict?
ボタンを使うと,まさに「信号🚥」を予測してから実行できる.最高!
さらに「予測結果(⭕の回数と❌の回数)」も集計される.「テスト駆動開発」と predict?
の組み合わせは本当に便利!
新デザイン : 2020年8月1日 (土)
冒頭に書いた通り,本記事を書き終えた直後にリリースがあった.以下のように「設定アイコン」をクリックすると,今回紹介した theme?
と colour?
と predict?
をまとめて設定できる settings ダイアログが表示されるようになった.
新デザイン : 2020年8月2日 (日)
翌日にまたリリースがあり「設定アイコン」の位置が変わった.また feedback
や help
などは「情報アイコン」にまとまった.