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2020年6月にリリースされた「Redash v9.0.0-beta」の新機能と機能改善を「計10点」紹介

2020年6月に Redash の最新バージョン「Redash v9.0.0-beta」がリリースされた.正式リリースまでに変更される可能性はあるけど,Change Log を読むと新機能と機能改善が多くあった.今回は実際に試しながら「 Redash v9.0.0-beta の新機能と機能改善」「計10点」厳選して紹介する.Change Log は以下の CHANGELOG.md で確認できる.

目次

  1. データソースが追加された
  2. クエリ画面がリニューアルされた
  3. Date Range パラメータで直近n日を指定できるようになった
  4. グラフ上で使える Plotly Mode Bar を非表示にできるようになった
  5. クエリ結果を TSV 形式でダウンロードできるようになった
  6. アラート画面がリニューアルされた
  7. アラートのカスタムテンプレート機能が正式にリリースされた
  8. アラートをミュートできるようになった
  9. Celery を廃止して RQ に移行した
  10. Python 3 を正式にサポートした

1. データソースが追加された

Redash はバージョンアップごとにデータソースが増えている.Redash v9.0.0-beta では「計4種類」が追加されて「計55種類」になった.また今回は多くのデータソースに修正が入っているため,今まで困っていた挙動があれば,Change Log を見ておくと良いと思う.

  • Amazon Cloudwatch
  • Amazon CloudWatch Logs Insights
  • Azure Kusto
  • Exasol

2. クエリ画面がリニューアルされた

クエリ画面のデザインがリニューアルされた.Change Log にも easier to read for non-technical Redash users と書かれている通り,直感的になったと思う.例えば「クエリ結果」「グラフ」をタブから選べるようになった.

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3. Date Range パラメータで直近n日を指定できるようになった

今まで Date Range パラメータを使う場合は,カレンダーから正確な日付を指定する必要があった.ようするに「直近n日」という毎日変化する日付は指定できなかった.今回追加された機能を使うと「This week」「Last 30 days」など「計11種類」の選択肢から選べる.ダッシュボードを継続的にモニタリングしている場合などに特に便利な機能では!

  • This week
  • This month
  • This year
  • Last week
  • Last month
  • Last year
  • Last 7 days
  • Last 14 days
  • Last 30 days
  • Last 60 days
  • Last 90 days

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4. グラフ上で使える Plotly Mode Bar を非表示にできるようになった

個人的に特に不満なく使っていたけど,グラフ上にマウスを乗せると表示される Plotly Mode Bar を非表示にできるようになった.

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設定は Organization Settings の中にあるため,勝手に設定変更はせず,チームで決めておくと良さそう.

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5. クエリ結果を TSV 形式でダウンロードできるようになった

今までは「CSV 形式」「Excel 形式」でダウンロードできたクエリ結果を「TSV 形式」でもダウンロードできるようになった.残るは「JSON 形式」「YAML 形式」あたり?選択肢が増えるのは良いと思う.

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6. アラート画面がリニューアルされた

アラート画面のデザインがリニューアルされた.今までの設定項目だった OpRearm seconds など,わかりにくかった表現もなくなり,直感的に設定できるようになった.

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7. アラートのカスタムテンプレート機能が正式にリリースされた

Redash v8 でサイレントリリースされていたアラートの「カスタムテンプレート機能」が正式にリリースされた.今までは Feature Toggle の環境変数 REDASH_FEATURE_EXTENDED_ALERT_OPTIONS を有効化しないと使えなかった.なお,Redash v8 とはテンプレートの構文が変わっているので,ドキュメントを見ながら試すと良いと思う.現時点では「計10種類」の組み込み変数をサポートしている.

  • ALERT_STATUS
  • ALERT_CONDITION
  • ALERT_THRESHOLD
  • ALERT_NAME
  • ALERT_URL
  • QUERY_NAME
  • QUERY_URL
  • QUERY_RESULT_VALUE
  • QUERY_RESULT_ROWS
  • QUERY_RESULT_COLS

redash.io

実際に以下の「カスタムテンプレート」を用意した.

Subject

🛑 Redash アラート : {{ALERT_NAME}}

Body

アラート状態が "{{ALERT_STATUS}}" になりました 👀
値 "{{QUERY_RESULT_VALUE}}" は閾値 "{{ALERT_THRESHOLD}}" を超えました 📈

設定してから「Preview」を使うと,実際に組み込み変数を展開した値を確認することもできる.便利!

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Slack にアラートを投稿してみた.情報量を増やすことができて便利!「カスタムテンプレート機能」は必須機能の1つになりそう!

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8. アラートをミュートできるようになった

今まではアラートをミュートすることはできず,Destinations のエントリーを一時的に削除する運用などをしていた.Redash v9.0.0-beta から「Mute Notifications」「Unmute Notifications」を使って切り替えられる.運用目線で便利なのでは!

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9. Celery を廃止して RQ に移行した

Redash v8 までワーカー処理などに使われていた非同期処理フレームワーク Celery を廃止し,Redash v9.0.0-beta からは RQ (Redis Queue) に移行した.Redash を使うときは何も影響はないけど,Redash 環境を運用するエンジニアは,知っておくと良さそう.

python-rq.org

10. Python 3 を正式にサポートした

Redash v9.0.0-beta から Python 3 を正式にサポートし,Python 2 はサポートされなくなった.RQ と同じく Redash を使うときは何も影響はないけど,知っておくと良さそう.プルリクエストを読むと Python 3 をサポートするために必要だった差分を確認できる.u'' を書かなくて良かったり,読みやすくなった気もする.

github.com

まとめ

2020年6月にリリースされた「Redash v9.0.0-beta」を試しながら「 Redash v9.0.0-beta の新機能と機能改善」「計10点」厳選して紹介した.個人的には「アラート画面」のリニューアルは嬉しかった.「Redash v9」が正式にリリースされたら kakakakakku/redash-hands-on にも対応させる予定!お楽しみに!

github.com

過去の Redash 紹介記事

kakakakakku.hatenablog.com

kakakakakku.hatenablog.com