「Build Your Own Radar (BYOR)」を使うと Thoughtworks 社が毎年2回ほど出している Technology Radar と同じフォーマットで「自分だけの Technology Radar」を構築できる❗️
企業の技術戦略を策定してどんなテクノロジー組織を目指しているのかを可視化したり,チームでどんなテクノロジーを今後採用したいのかを可視化したりできる.チーム間で Build Your Own Radar を共有して情報交換をするのも良さそう.チームイベントやレトロスペクティブなどの場で Build Your Own Radar を構築してみるのはいかがでしょうか✌
\( 'ω')/ オレオレ Technology Radar を構築するぞー
Thoughtworks 社の Technology Radar に関しては以下を見てもらえればと〜
- Quadrants
- Programming Languages and Frameworks
- Tools
- Platforms
- Techniques
- Rings
- Adopt
- Trial
- Assess
- Hold
Build Your Own Radar を構築する
Build Your Own Radar (BYOR) を構築する方法は「大きく2つ」ある.
- ホスティングされた Build Your Own Radar サービスを使う
- Build Your Own Radar サービスをコンテナで起動する
1. ホスティングされた Build Your Own Radar サービスを使う
最初に Technology Radar ファイルを作っておく.フォーマットは大きく以下の3種類から選べる.Google Sheets のサンプルとして ThoughtWorks Technology Radar Vol. 27 と Vol. 26 を載せておく.注意点としては Google Sheets を使う場合は Google 認証を求められることと,CSV / JSON の場合は GitHub などに置いて「公開設定」をしておく必要があること.
- Google Sheets(公開・非公開)
- CSV(公開)
- JSON(公開)
次に Build Your Own Radar に Technology Radar ファイルの URL を入力すれば OK❗️
おおおおお!スゴイ👏
2. Build Your Own Radar サービスをコンテナで起動する
今度は Docker を使って Build Your Own Radar サービスをコンテナで起動する.コンテナイメージは Docker Hub に公開されていて,すぐに試せる.macOS / Windows など「ローカル環境で」動かせるのはメリットだと思う❗️
Build Your Own Radar の実装は GitHub で確認できる.
もし Google Sheets を使うなら Google OAuth Client ID を取得しておく必要がある.今回は Google OAuth Client ID を取得せずお手軽に試せる CSV で試す.コンテナで起動する場合は CSV ファイルを公開しなくても使える.
まず ./files
ディレクトリと ./files/radar.csv
を作る(もちろん JSON でも OK👌).CSV ファイルは Google Sheets (Thoughtworks Technology Radar Vol. 27) からエクスポートした.そして docker run
コマンドを実行して Build Your Own Radar コンテナを起動するときに ./files
ディレクトリをマウントしておく.
$ mkdir files $ touch files/radar.csv $ docker run -p 8080:80 -v $(pwd)/files/:/opt/build-your-own-radar/files wwwthoughtworks/build-your-own-radar
そして http://localhost:8080/
を開くと Build Your Own Radar にアクセスできる❗️
おおおおお!スゴイ👏
Technology Radar ファイルの URL は http://localhost:8080/files/radar.csv
のように localhost
を参照できる.
まとめ
「Build Your Own Radar (BYOR)」を使って「自分だけの」Technology Radarを構築しよう❗️