今日は楽しみにしてた「Elastic{ON} Tour 2015 in Tokyo」に参加してきた!
刺激的な1日だった.キーノートはとにかく圧巻だったし,カスタマー事例は Elasticsearch を筆頭に ELK スタックの可能性が業種を選ばずここまで広がっているんだなというのを知ることができた.参加者全員が Elastic 製品を愛してる雰囲気が出てて素晴らしいコミュニティだなと感じた.
リアルタイムブログも出てたし,明日以降も多くレポートが出そうだけど,個人的なメモを簡単に残しておこうと思う.さらに今日知った Beats シリーズの Topbeat を試してみたので,その話も書く.
キーノート
Elastic 社 CEO の Shay Banon や Kibana Creator の Rashid Khan が Elastic 製品の事例やロードマップを語っていた.とにかく圧巻のセッションだった.特に気になった点を箇条書きにしておく.詳しくは後日公開されるであろう資料に期待!
- NASA で Elasticsearch / Logstash / Kibana を使って火星探査機からのデータを処理している
- Elasticsearch Future で Reindex API が使えるようになる
- Elasticsearch Future で独自のスクリプト言語がリリースされる
- Kibana Timelion
- Beats (Libbeat / Packetbeat / Topbeat / Filebeat)
- Beats Future で Metricsbeat が追加になる
カスタマー事例紹介
Naver 社の事例で Percolator の話が出てきたんだけど,使ったことがなくてよくわからなかった.試してみないと!
星野リゾート社の事例はデータドリブンなアプローチで成果を出したという非常にリアルな話だった.テクノロジーの会社じゃないのにここまで注力する経営判断が素晴らしいなと感じたし,実際に定量的な結果が可視化されるからこそ抜本的な意思決定にも繋がっていて,今後のさらなる展望にも期待できる.
リクルートテクノロジーズの事例は既に公開されている記事や Elasticsearch 勉強会で聞いたことのある話が中心だったなという印象だった.
Elastic テクニカルセッション
GUI からクエリ投げるときは Inquisitor を使うことが多いんだけど,Sense が素晴らしすぎて感動した.デモ見ながら「おー」って何度も言ってた.すぐ使いたいと思ったけど Kibana 4.2 以降で Mervel から分離されたらしく Kibana 3 を使ってることを後悔w
Drinks and Demos ネットワーキングパーティ
LT 大会の空気感が絶妙で笑った!ワイワイしすぎて全然発表者の声聞こえなかったー.
IoT の話と NEologd の話は非常に良かったけど,企業のサービス紹介的な発表は個人的には微妙だった.LT って感じがしなかったし,単なる CM のように感じてしまった.
個人的にも Elasticsearch や Kibana のネタがあれば LT に登壇したかったんだけど,10月の勉強会に登壇してから特に進展がなくて断念した.
全体感
無料なのにとにかく VIP なイベントだったと思う.
- Shay Banon の話を生で聞ける(TED かと思った)
- 同時通訳のクオリティが史上最高レベルだった(エンジニアなのかなと思うほどテクニカルな通訳がされていた)
- 配布された資料のクオリティがヤバかった(資料レベルで翻訳もされている)
- 今半のお弁当が無料で配布された(ごちそうさまでした)
- Elastic ステッカー,Elastic 栓抜き,モバイルバッテリーをもらった
- ネームカードもオシャレ
Mac で Topbeat を試してみた
キーノートで Beats の話を聞いたら気になってしまって,お昼休憩中に Mac に Topbeat を導入して Kibana で可視化するところまでを試してみた.今もう1度試している.
前提
インストール
基本的に Getting Started の通りに進める.
まず,Mac 用の Topbeat を落としてきて展開する.
curl -L -O https://download.elastic.co/beats/topbeat/topbeat-master-darwin.tgz tar xzvf topbeat-master-darwin.tgz
次に Elasticsearch に Topbeat 用のインデックスを作成する.
cd topbeat-master-darwin curl -XPUT 'http://localhost:9200/_template/topbeat' -d@topbeat.template.json
そして Topbeat を起動する.簡単!デフォルトの設定だと10秒間隔でメトリクスが収集されて,直接 Elasticsearch に格納される.
sudo ./topbeat -e -c topbeat.yml -d "publish"
Beats 用の Kibana テンプレートも既に用意されている.以下のリポジトリを clone してスクリプトを実行すると Elasticsearch に Kibana のテンプレート情報を自動的にストアしてくれる.
./load.sh -url http://localhost:9200
Kibana で可視化してみた
Topbeat 凄すぎる!!!
もっと活用できそうだし期待!!!
まとめ
Elastic 最高!な1日でした!素敵なイベントを開催して頂いてありがとうございました!