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Autify でテストデータのパターンを増やすなら「データ機能」を使う

今までレコーディングをしてきた Autify のシナリオは,ある意味「固定的な」ステップだった.例えば「キーワード GitHub で記事を検索」Envoy カテゴリをクリック」など.実際に E2E テストを検討する場合,テストデータのパターンを増やしたくなる.例えば「会員登録フォーム」は複数のパターンをテストしたいと思う.今回は Autify の「データ機能」を使ってテストデータのパターンを増やす.

「データ機能」を使ったシナリオを作る

1.「シナリオ」を作る

シナリオ「kakakakakku blog 検索シナリオ」を作る.基本的な操作は今までと重複するため割愛する.まず「シナリオ作成画面」「データ」タブを開くとファイルをアップロードできる.今回は以下のような CSV を用意した.1 レコード = 1 パターン となる.

  • keyword : 検索キーワード
  • url : 期待値 (URL)
  • text : 期待値(テキスト)
keyword,url,text
GitHub,https://kakakakakku.hatenablog.com/search?q=GitHub,GitHub の検索結果:
nginx,https://kakakakakku.hatenablog.com/search?q=nginx,nginx の検索結果:
Redash,https://kakakakakku.hatenablog.com/search?q=Redash,Redash の検索結果:

「CSV アップロード (UTF-8)」をクリックしてアップロードすると,以下のような画面になる.忘れずに「保存」ボタンをクリックしておく.

f:id:kakku22:20200504094322p:plain

2. レコーディングをする

データを使う前にシナリオを作る必要がある.今までと同じように1度レコーディングをする.今回は以下のステップとする.

  1. 「kakakakakku blog」にアクセスする
  2. キーワード「GitHub」で記事を検索する
    • ✅ URL を検証する : https://kakakakakku.hatenablog.com/archive/category/GitHub
    • ✅ テキストを検証する : GitHub の検索結果:

f:id:kakku22:20200504205255p:plain

3. 「データ」を使う

レコーディングをしたシナリオを「データ」を使って以下のように修正する.CSV としてアップロードしたデータ3種類 ${keyword}${url}${text} を使うように修正している.

  1. 「kakakakakku blog」にアクセスする
  2. キーワード ${keyword} で記事を検索する
    • ✅ URL を検証する : ${url}
    • ✅ テキストを検証する : ${text}

まず,検索ステップを修正し「入力値」として「データ : keywordを選ぶ.

f:id:kakku22:20200504205720p:plain

同じように検証ステップも修正すると,最終的に以下のような画面になる.${keyword}${url}${text} をうまく使えている.

f:id:kakku22:20200504205943p:plain

4. 「シナリオ」を実行する

「Chrome で今すぐ実行」をクリックして「シナリオ」を実行すると,CSV の通りに「計3パターン」テストが実行される.

f:id:kakku22:20200504210100p:plain

スクリーンショットを見ると Redash の検索結果: など,CSV としてアップロードしたパターンを使って実行できている.

f:id:kakku22:20200504210138p:plain

Autify FAQs

まとめ

Autify でテストデータのパターンを増やすなら「データ機能」を使う.CSV をアップロードできるし,アップロード結果を Autify のシナリオ画面で確認できるのも便利だと思う.Autify 紹介記事も連載4回目になり,より実践的な E2E テストを実装できるようになってきた!

Autify 紹介記事