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「TOEIC 公式アプリ」を使って3ヶ月間シャドーイングを続けてみた

今回は 2022年12月〜2023年2月中旬(第2期 : 約3ヶ月間)のシャドーイングを振り返りつつ,課題と今後(既に着手している第3期)についてまとめようと思う❗️あくまで個人的な英語学習ログだから参考にはならないと思う.ちなみに英語学習の一つとしてシャドーイングに入門した 2022年8月末〜2022年11月(第1期 : 約3ヶ月間)の振り返り記事は以下にまとめてある.

kakakakakku.hatenablog.com

使ったシャドーイング教材

前回の振り返り記事の最後にも載せた通り,今回シャドーイング教材としては「TOEIC 公式アプリ (TOEIC presents English Upgrader)」を使った.「タニケイ式」のおすすめ教材にも載っていて,会話も2-3分と長くなく,レベル的にもちょうど良いと思った.また TOEIC を受験する予定もあったため,単語や表現の観点でも相乗効果が期待できそうだった.

www.iibc-global.org

まず TOEIC presents English Upgrader の良いところはエピソードの多さで,現時点だと「63種類」もある❗️

  • 1st Series(全12エピソード)
  • 2nd Series(全15エピソード)
  • 3rd Series(全20エピソード)
  • 4th Series(全7エピソード)
  • 5th Series(全9エピソード)

今回の3ヶ月間では 1st Series2nd Series「計27エピソード」を使った📻仕事的に FTPクラウドコンピューティング のエピソードに興味がありすぎたけど順番に進めたw

  • 1st Series
    1. 同僚からの留守電を聞く
    2. CD ショップでの会話
    3. クライアントへのプレゼン
    4. 電話で修理の依頼
    5. サプライズパーティーの計画
    6. FTP の説明
    7. 出産を控えた同僚との会話
    8. レポートの内容を上司に報告
    9. 電器店での会話
    10. 注文内容の確認と手配
    11. 受付での会話
    12. 新プロジェクトについての説明
  • 2nd Series
    1. 外国人社員とランチに行く
    2. クラウドコンピューティングについての説明
    3. 音声ガイドを聞く
    4. クライアントに商品の説明をする
    5. インタビュー(NHK キャサリンさん)
    6. 2010年の印象に残った出来事
    7. 英語学習アドバイス
    8. 空港でのトラブル
    9. バレンタイン
    10. クレームの電話
    11. ジョブインタビュー(海外の企業に就職する)
    12. 引越しの手配
    13. 商談で失礼に聞こえる英語
    14. パーティーの企画
    15. インタビュー(ピーター・バラカンさん1)

アプリ紹介

基本的にアプリはシンプルだから使えばわかる❗️という感じだけど,簡単にまとめておく.後ほどまとめる「シャドーイングでの使い方」「アプリの改善要望」にも繋がる.

まず,一覧からエピソードを選ぶと「リスニングモード」「クイズモード」の2種類がある

それぞれ以下のような構成になっている.

リスニングモード

  • リスニング(英語)
  • 解説(日本語)
  • リスニング(日本語)

クイズモード

  • リスニング(英語)
  • 理解度クイズ
  • 単語クイズ

スケジュール

前回の3ヶ月間では「タニケイ式」のモデルに沿って "1週間 / 1コンテンツ" で進めたけど,今回はタニケイ式のステップを流用しつつ,"3日間 / 1コンテンツ" で進めた❗️

  • Step 1. リスニング(スクリプトを見ずに音声を聞く)
  • Step 2. ディクテーション(音声を聞きながら文章を書き出す)
  • Step 3. 黙読理解(英文を理解する)
  • Step 4. 音読(速音読/中速音読/普通音読と3回読む)
  • Step 5. リピーティング(1文ずつ真似して繰り返す)
  • Step 6. オーバーラッピング(音声と同時に喋る)
  • Step 7. シャドーイング(音声の後を追いかけながら喋る)

3日間とステップの対応表は以下の通り📅

- Step 1 Step 2 Step 3 Step 4 Step 5 Step 6 Step 7
1日目
2,3日目

どんなに忙しくても毎日 "15分から1時間程度" は捻出できるように習慣化を強く意識していた.実際にやったことがあると伝わるはずだけど,特に「ディクテーション」は時間がかかってしまうため(完璧に聞き取れていない証拠でもあるけど💦),特にどのコンテンツでも「1日目」の負荷が高かった.3ヶ月間1度も止めることなくシャドーイングを継続できたことは自分を褒めたいとは思うけど,やはり仕事をしながらの時間捻出は常に課題だった.

TOEIC 公式アプリを使ったシャドーイング

ここからは,TOEIC 公式アプリを使って僕自身がどのようにシャドーイングをしたのかをまとめたいと思う.全然ベストプラクティスではないと思ってて,あくまでこうすると良いんじゃないだろうか?という仮説を基にやってみた.

✅ Step 1. リスニング

まず「Step 1. リスニング」では,「クイズモード」を使った.基本は1回で聞き取るようにして,どうしても無理だったら2,3回は聞くこともあった.そのままクイズに進んで,どのぐらい理解できているのかを確認した.TOEIC のリスニング対策にもなる.

✅ Step 2. ディクテーション

そこからまた「クイズモード」を開き直して,今度は「Step 2. ディクテーション」として紙に書き出す.エピソードによって聞き取れるものもあれば,全然聞き取れなくて落ち込むこともあった.これ以上は無理!となったらスクリプトを見ながら答え合わせをしていく.雰囲気が伝わればと思ってディクテーションをした結果を撮影してみた❗️驚くほどディクテーションできてないじゃん〜という気持ちになる.文字色は完璧ではないけど,大体以下のようにしている.

  • 黒字(ディクテーション)
  • 赤字(直し)
  • 青字(覚える単語や表現)
  • 緑字(リンキングなど発音)
  • 蛍光ペン(すぐ使えそうなフレーズなど)

✅ Step 3. 黙読理解

今度は「リスニングモード」に切り替えて「Step 3. 黙読理解」をする.黙読ではないけど,リスニングモードには日本語の解説があって,黙読理解の質を高めるために本当にイイ👏

Step 4. 音読 と Step 5. リピーティング

今度は「クイズモード」のスクリプトを使って「Step 4. 音読」を進める.ここはタニケイ式に沿って3回行う.その中で特に言いにくかったり,舌が回らないようなところは「Step 5. リピーティング」で部分的に繰り返す感じ.課題は後述するけど,1日目は「Step 2. ディクテーション」「Step 4. 音読」に時間がかかるため,「Step 5. リピーティング」はせずに諦めてしまうことも多かったのは反省点かなぁ...

✅ Step 6. オーバーラッピング と Step 7. シャドーイング

同じく「クイズモード」を使って「Step 6. オーバーラッピング」「Step 7. シャドーイング」をする.音読を毎日することで,特に3日目にはそれなりにうまくシャドーイングできたりもする(当然全然できない苦手意識のあるエピソードもいくつかあった).

振り返り

1. 楽しめた 🙆‍♂️

まず,楽しめたのは良かったと思う.TOEIC 公式アプリはエピソードのシチュエーションも多く,飽きずに楽しく続けられた.また "解説" や "クイズ" もあって,シャドーイング以外に語彙やフレーズを学べたのも良かった.前述した TOEIC 公式アプリを使ったシャドーイングはそこそこうまく機能していたと思う.

2. 習慣化できた 🙆‍♂️

前回も含めると,時間こそ短いものの「6ヶ月続けられた」ことは良かったと思う.今まで幾度となく英語学習は習慣化できず挫折してきた経緯もあり,楽しめているのは理由の1つだと思う.

3. そこまで上達してなさそう 🙅‍♂️

そもそも毎日 "15分から1時間程度" しか捻出してないなら上達するわけない!というのは理解しているし,他人と比較する必要もないとは思うけど,英語系 YouTube を見ると「たった30日で〜」とか「90日続けたら見違えるほど〜」というシャドーイング関連の動画も多く,僕自身はそういう成長曲線では進めていないなぁーと落ち込むことは多かった.それでも,英語ミーティングで少しはうまく話せたかなぁ〜という成功体験があったり,過去のエピソードのシャドーイング部分を改めてやり直すとうまく言えたりして,一歩一歩ではあるけど前進できている可能性もありそう👏あと2022年12月と2023年1月に申し込んで,特に対策はせずそのまま受験してみたけど,リスニングで "360点〜400点" ぐらいだったので,シャドーイングの効果が出ているのかも❓(ちゃんと対策する時間も捻出したいところ...)

4. 作業になりがち 🙅‍♂️

習慣化できたとは言え,ふと「作業感」を感じることも多かった.具体的には,シチュエーションを意識せずに淡々と音読をしてしまったり,シャドーイングでもロールプレイのような気持ちを持たず,ただ耳に入ってきた音を繰り返しているだけだったり.時間捻出に余裕がないからということにも関係するけど,"作業" になりがちなのは反省点の一つだとは思う.

今後どうするか

振り返りをした後にウェブや YouTube でシャドーイングの効果的なやり方などの解説を調べて「意味のないシャドーイング」に該当することが多くて刺さった🔪改善策も含めてザッとまとめると以下❗️

黙読理解を深める

シャドーイング関連の YouTube の解説でよく出てきた「文章の意味と音をリンクさせる」という点があまりできていないと思った.文章を何となく理解できたら音読に進んでしまっていて,曖昧に終わらせてしまっていた.

発音をもっと意識する

リンキングなども含めて聞こえる音を意識してシャドーイングをしてるつもりではあったけど,今後は発音記号も確認するなど,より音を意識したいと思った.

www.youtube.com

またシャドーイング以外にも発音矯正をしたいと思って,2023年2月から ELSA Speak を契約して毎日少しずつ練習をしている.ちなみに2017年頃には DMM 英会話を使っていた時期もあったけど,人と話すのは気が重く,さらにこれ以上時間を捻出できなさそうという懸念もあった.

elsaspeak.com

今後使うコンテンツは少し悩んだ.TOEIC 公式アプリを使ったシャドーイングは気に入っているし,継続したい気持ちもあったけど,もっと1回1回のクオリティを高めようとすると,どうしてもコンテンツ量が多く感じた.また ELSA Speak を毎日やるという新しい習慣も追加したため,時間捻出の面でさらに厳しくなりそうだった.そこで,YouTube などでも紹介されていた「TOEIC 公式問題集のリスニング (Part 1,2,3,4)」を使ったシャドーイングを始めることにした.実際に今は「公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 9」を使ってもう2週間ほど続けている❗️また3ヶ月ほどたったら振り返りをしたいと思う.

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 9

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 9

  • 作者:ETS
  • 国際ビジネスコミュニケーション協会
Amazon

TOEIC 公式アプリ (TOEIC presents English Upgrader) の改善要望

コンテンツとしては非常に良いとは思うけど,アプリの機能面(実装面)では残念なところが多くあって困った.ちなみに環境としては Pixel 6 (Android 16) を使っている.改善要望的なことを以下に挙げておこうと思う.

  • リスニングモードで再生中に一覧に戻ると音声が再生されたままになってしまう
  • クイズモードで Android の戻るボタンを押すとリスニングモードに飛ばされて音声が二重に聞こえてしまう
    • 戻るボタンの実装が悪そう
  • バックグラウンド再生はできると書いてあるけど止まってしまうことがある
  • "10秒戻す" のような機能がなくディクテーションがしにくい
  • クイズモードの音声データが入ってなくてエラーになってしまう箇所がそこそこある

まとめ

引き続き頑張るぞ〜💪

本棚に眠っていた「一生モノの英語勉強法」を読み直した

いつ購入したのか正確には覚えていないけど,本棚に眠っていた「一生モノの英語勉強法」を読み直した📖

本書では「実践しやすい英語学習のコツ」が紹介されていて,自分自身にあった勉強法を見つけるのに使える一冊だった.関連書籍や学習リソースが多く紹介されているのも良かった.受験のために問題集をどう使うかというコツも載っていた.2013年に出版されているので,少し古くなっている書籍などは一部あるけど,それでも気になる書籍も見つかった.最近は英語学習の書籍をいくつか読んでいて,どの書籍にも似たようなことが載っているけど,本書は「理論と感覚」のバランスが良いと思った.

目次

  • 第1章 : 英語ができれば人生が変わる!
  • 第2章 : “武器”としての発音
  • 第3章 : 本当は「おもしろい」英文法
  • 第4章 : 英文を読む―「多読」と「精読」の訓練法
  • 第5章 : 単語力アップの秘訣―英語学習で最大の難関を突破するには
  • 第6章 : 聞く技術と話す技術
  • 第7章 : 英語学習を継続するために
  • 第8章 : 英語学習のための必須グッズ一〇選

読み直した感想

本書のサブタイトルに 「理系的」学習システムのすすめ と書いてある通り,英文法や読解を理論的に紹介しているところもあるけど,それでも「理屈と暗記のバランスが重要」と書かれていて納得感があった.当然ながら理系じゃなくても読めるし,そこは気にしなくて良いと思う.

また理系的な(科学的な)トピックを扱っていて英語学習にも使えるサイトとして Scientific AmericanScienceNature も紹介されていた.実際にサイトを見てみたけど,特に Scientific American「The 60-Second Podcast」は短くまとまってて,文字起こしもあってシャドーイングにも使えそうだった.シャドーイング候補に追加しておいた❗️

www.scientificamerican.com

www.science.org

www.nature.com

他にも参考になったコツがあった💡2022年8月頃から毎日欠かさずに「シャドーイング(ディクテーション・音読・オーバーラッピングも含む)」を続けているけど(詳しくはこちら!),最近は思ったほど上達を感じられなくなっていた.例えば以下など,今すぐ試せそうなコツに出会えたのは良かった❗️

  • 音読筆写をする(1文を音読したら瞬間的に覚えて書き出す訓練)
  • 目の前のネイティブスピーカーに読み聞かせているつもりで音読をする
  • 音読をするときは構造上おかしな箇所で区切らない
  • リード・アンド・ルックアップをする(1文を黙読したら瞬間的に覚えて音読をする訓練)

また単語(ボキャビル)に関しても伸びてる実感がなくモチベーションが下がっていて,どうしても正確的に完璧主義になってしまうけど,改めてマインドセットを見直す❗️

  • あまり欲張らない
  • 実際に出会った単語を覚える
  • 完璧を求めない

他には "基本単語1500語" で必要最低限のコミュニケーションを取る「Globish(グロービッシュ)」という英語術が紹介されていたのも興味を持った.

ja.wikipedia.org

気になった書籍

本書では多くの関連書籍が紹介されていて,実際に本棚に眠っているものもあって読み直そうと思った.他に気になった書籍も載せておく.順番に読んでいこう📖

英語でメールやドキュメントをうまく書けるように / Coursera コース「Writing Professional Email and Memos」を受講した

2022年11月頃に Coursera コース「Writing Professional Email and Memos」を受講した.英語学習用のコースではないけど,日頃から英語メールや英語ドキュメントを書く機会があるため,ライティングスキルを伸ばすために受講してみた.2016年に作られたコースで微妙に古さ(コンテンツ的にも/文化的にも)を感じるところはあるけど,参考になる情報もあって受講して良かった❗️コース紹介も兼ねて簡単にまとめておく.

  • 1週目
    • Introduction to Professional Memos and Emails
  • 2週目
    • Five Types of Emails/Memos
  • 3週目
    • Audience, Grammar, and Clarity, Oh My!
    • Case Studies in Writing a Memo
  • 4週目
    • Turn in Your Final Memo

www.coursera.org

コース構成

コース構成としては,ザッと以下のコンテンツが混ざっている.ビデオを観たり,ドキュメントを読んだりする時間もあるけど,実際にメール(送信はしない)やドキュメントを書く演習が含まれているのがポイントだと思う.

  • ビデオ
  • ドキュメント(ウェブサイトを含む)
  • 演習
  • テスト/課題(注意 : Coursera サブスクリプションを購入しないと使えない)

参考になったこと

メールに関しては From, To, Bcc, Subject, Date とは?という基礎的すぎる説明もあったけど,簡潔に書く重要さや,メールの受信者に何を期待するのか(単なる情報共有なのか/何かをして欲しいのか)を明確に書く重要さなども学べた.またメールを書くときに以下を意識するべきという紹介もあった.

  • Audience awareness(認識)
  • Tone(温度感)
  • Formality(堅さ)
  • Attitude(態度)
  • Correct English(英語の正しさ)
  • Clarity(明確さ)
  • Conciseness(簡潔さ)

他に「フォーマルなメールを書く Tips」「忙しい人にメールを読んでもらう Tips」などは,ウェブサイトへの誘導になっていて,実際に読んでみて参考になるところもあった.

www.wikihow.com

www.businessinsider.com

さらに「惹きつけるメールにするためのオープニングフレーズ」などもすぐに使えそうで良かった.

またコース名にある "Memos(メモ)" という言葉の意味は最初ピンと来なかったけど,具体的な種類として以下が紹介されていて理解できた."メモ" と言うより "ドキュメント" って言うと伝わりそう.種類ごとにポイント解説やサンプルも載っていた.

  • Progress Report(進捗報告)
  • Meeting Minutes(議事録)
  • Incident Report(障害報告)
  • Directive(指示)
  • Response to Inquiry(問い合わせへの返答)

演習

演習では,提示されたメールやメモに対してレビューをして改善案を出したり,お題を選んでドキュメントを書いたりする.僕は仕事でも書く機会がありそうな「Progress Report」を選んで書いた.実際に書いてみると,予想以上にうまく書けなくて頭を悩ませることになった.貴重な訓練になった.しかし書いたドキュメントをレビューしてもらえるわけではないため,ProWritingAid を使ってフィードバックをしてもらった.個人的に Premium プランを契約しているため,細かく直せて良かった.

prowritingaid.com

まとめ

Coursera コース「Writing Professional Email and Memos」を受講した.メールやドキュメントを英語で書くときのポイントを抑えつつ,演習で実際に書けるのは良かった.最近よく Coursera コースを受講していて,英語コースだとこんなにも多くのことを学べるんだなーと再認識している.もっと学んでいくぞ❗️

Coursera 関連

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英語雑談を頑張ろう / Coursera コース「Small Talk & Conversational Vocabulary」を受講した

Coursera コース「Small Talk & Conversational Vocabulary」を受講した.とても些細なことだけど,僕にとってはとても "刺さる" 内容で刺激になった.コース紹介も兼ねてまとめておく❗️ちなみにコース自体は不完全になっていて,最後まで終えても「進行中」のまま止まってしまう(フォーラムにも関連するコメントが多く投稿されている).

www.coursera.org

Small Talk とは

Small Talk(もしくは Short Conversation)は,簡単に言うと「雑談」のことで,挨拶の延長のような "ちょっとした会話" のことを意味している.会社だとオフィスですれ違ったときに軽く喋ったり,リモートだとミーティングに全員集まる前に軽く喋ったり,実体験としても Small Talk をする機会は多いと思う.もしかしたら,リモートによって失われたのは Small Talk なのかもしれない🌀

Small Talk のポイント

本コースでは「Small Talk のポイント」 を多く紹介していた.Small Talk のトピックとしては「Hobby / Family / News / Sports」など自由で,重要なのは Yes / No で答えて会話を終わらせるのではなく「とにかく会話を続けること」と説明していた.そして Listen, Listen, Listen(相手の話を聞く気持ち)も重要とのこと.本コースのまとめでは以下のポイントが載っていた.

  • Be the first to say hello and introduce yourself(最初に挨拶と自己紹介をしよう❗️)
  • Ask questions(質問をしよう❗️)
  • Be a good listener(良い聞き手になろう❗️)
  • Show your interest(興味を示そう❗️)
  • Find out what you and the other person have in common(あなたと相手の共通点を見つけよう❗️)
  • Extend the conversation(会話を広げよう❗️)

書籍「1分間英語で自分のことを話してみる」

2022年10月頃から読んでいる「1分間英語で自分のことを話してみる」はまさに Small Talk に関連してるな〜と感じた.

気付き

本コースを受講しながら気付いたこととしては,そもそも「日本語だとしても Small Talk は苦手」ということだった😇仕事の話ならいくらでもできるけど,Small Talk になると Yes / No しか言えなくなってしまったりする.Small Talk 頑張るぞ...あああああ

まとめ

英語学習を進める中で Speaking 向上に繋がったら良いなと思って Coursera コース「Small Talk & Conversational Vocabulary」を受講したら,Small Talk の重要さと「そもそもの苦手意識」に気付けて刺さった.コース自体は1時間以内で終えられるから興味があったら受講してみると良いのでは❗️

また本コースの受講後にタイミング良く英語ミーティングがあって,もし誰かいたら Small Talk をしてみようと思って "勇気を出して" 開始5分前に入ってみた.うまく話せたとは思えないけど「今そっちは何時〜?(時差の話)」「東京は最近寒くてさ〜(季節の話)」という Small Talk の第一歩は踏み出せた気がする.継続あるのみ❗️

「タニケイ式シャドーイング」本を使って3ヶ月間シャドーイングを続けてみた

英語学習で Speaking と Listening の苦手意識を改善したくて先輩に相談したら「シャドーイングをしよう❗️」とアドバイスをもらった.10年ほど前に(新卒入社した外資系 SIer で働いているとき)一瞬シャドーイングをやろうとしたことはあるけど,数日で挫折してやめてしまった記憶があって,改めてちゃんとやってみようという気持ちになった.

先輩には "シャドテン" を紹介してもらったけど,正直英語学習に使える日々の時間は限られていて,また無理なく習慣化をしたいとも思っていたので,評判の良さそうだった書籍「3ヶ月で英語耳を作るシャドーイング」を使って,3ヶ月間「タニケイ式シャドーイング」に取り組んでみた.2022年8月末から3ヶ月間毎日欠かさず取り組んで,やっと2022年11月に本書の練習教材を終えた🚀

目次

本書を読んで,シャドーイングの価値とシャドーイングのやり方をゼロから学べたのは本当に良かった.特に「第1章 / 第2章 / 第6章」は僕にとっては重要なインプットになり,挫折することなく続けられる「シャドーイングの基礎」を固められた.

  • 第1章 : なぜシャドーイングでこんなにも英語が上達するのか
  • 第2章 : 確実にリスニング力を上げるタニケイ式シャドーイング
  • 第3章 : 3ヶ月のタニケイ式シャドーイングを実践してみよう【練習教材12回分】
  • 第4章 : シャドーイングの効果倍増 おすすめの教材
  • 第5章 : 3ヶ月で TOEIC 100点アップするレベル別対策法
  • 第6章 : 英語を聞き取るために絶対知っておきたい発音のコツ
  • 第7章 : 短期集中&効果的な方法で単語を覚えよう

3ヶ月間続けてみて 📅

正直言って,3ヶ月間シャドーイングを続けてみて,驚くほど効果があった💡ということはないと思う.これは本書の問題ではなく僕自身の問題で,仕事をしながら時間を捻出する難しさもあるし,単純に英語学習のセンスが皆無ということもあると思う.何度もやめようと思ったことはあった.さらに TOEIC や英検を受験してなく,定量的に評価できていないという背景もある.

効果は別として,それでも僕自身「些細な変化」を感じることはできた.以下にいくつか挙げてみる❗️

  • シャドーイングに使う時間を捻出できて習慣化に成功した
  • 毎日 "少しでも" 英語を喋るという機会を作れた
  • シャドーイングに入門する前よりもリンキング(音の変化)も含めて少しは聞き取れるようになった
  • 2022年11月上旬にあった英語ミーティングで "少し喋れたかも〜" と思った(勘違いかも💨)

ブログや Twitter でまだアウトプットしていないことも多くあるけど,2022年8月頃から毎日何かしらの英語学習に取り組んでいて,とにかく習慣化できつつあることは大きな変化だと思う.今までは「英語学習をする時間があるなら技術の勉強をするんだ🔥」という優先順位だったこともあって,逆に言うと技術的なインプット時間は確実に減っているとも言える.

練習教材

本書では12種類の「練習教材」を使ってシャドーイングをする.1週間で1種類を進めるため,3ヶ月で12種類をクリアできるようになっている.練習問題は TOEIC で出てくるような "ビジネスシーン" を想定して作られていて良かった.仕事で英語を使うミーティングに参加したり,英語でプレゼンテーションをする機会があったりするため,特に後半(Practice 07-12)は活用するイメージを強く持てた.内容は次に紹介する「音声ダウンロード」で確認できる.

また,個人的には本書の価値は練習教材ではないと思う.シャドーイングの価値を理解して,挫折を味わうことなく正しく続けるテクニックを学べることだと思う❗️

  • Practice 01. オフィス会話①
  • Practice 02. オフィス会話②
  • Practice 03. オフィス会話③
  • Practice 04. 電話対応①
  • Practice 05. 電話対応②
  • Practice 06. 電話対応③
  • Practice 07. ミーティング①
  • Practice 08. ミーティング②
  • Practice 09. ミーティング③
  • Practice 10. プレゼンテーション①
  • Practice 11. プレゼンテーション②
  • Practice 12. プレゼンテーション③

音声ダウンロード

本書で使う「練習教材」の音声とスクリプトはウェブに公開されている.音声は mp3 でダウンロードできるし,Vimeo もある.僕は Google ドライブに保存をして,スマホを使ってシャドーイングをしていた.スマホさえあればできるため,2022年10月に沖縄旅行に行ったときも毎日ホテルのベランダでシャドーイングを続けられた(笑)

pbook.info

また「学習記録表」も PDF で公開されている.僕は印刷をして毎日実施した Step に ✅ を付けて達成感を味わうようにしていた!

シャドーイング 7 Steps

本書「タニケイ式」では,以下の 7 Steps でシャドーイングを行う.

  • Step 1. リスニング(スクリプトを見ずに音声を聞く)
  • Step 2. ディクテーション(音声を聞きながら文章を書き出す)
  • Step 3. 黙読理解(英文を理解する)
  • Step 4. 音読(速音読/中速音読/普通音読と3回読む)
  • Step 5. リピーティング(1文ずつ真似して繰り返す)
  • Step 6. オーバーラッピング(音声と同時に喋る)
  • Step 7. シャドーイング(音声の後を追いかけながら喋る)

そして,本書には「モデルプラン」が載っているため,僕はこの通りに毎日取り組んだ.よって,毎日「リスニング」はするし,毎週2日目以降はずっと「音読」をする.そして「シャドーイング」は毎週3日間取り組むことになっている.本書にも書いてある通り「耳の準備 → 口の準備 → 心の準備」をしてからシャドーイングに取り組めるようになっている流れが本当に良かった.

- Step 1 Step 2 Step 3 Step 4 Step 5 Step 6 Step 7
1日目
2日目
3,4日目
5,6,7日目

3ヶ月間取り組んでみて,とても効果があった Step は「Step 2. ディクテーション」だった.音声は何となく聞き取れていても,いざ書き出そうとすると詳細に聞き取れていなかったり(athe は全然聞き取れないけど本当に発音してる?w),リンキングに全く対応できていないことにも気付たりした.自己流で音読をするのではなく,聞こえた通りに音読をすることにも繋げられた.リンキングだと理解しててもどうしても聞き取れないフレーズも結構あって,落ち込むことは何度もあった💦

聞き取れない理由

うまくシャドーイングができず悩んでるときに「第6章」を読んでとても助かった.聞き取れない理由と対策がまとまっている.具体的には「発音」を理解して,「リンキング」に慣れる必要がある.本書には発音記号一覧表が載っている.

  • 聞き取れない理由 1. 正しい発音を知らない
  • 聞き取れない理由 2. 英語の音の変化に慣れていない
  • 聞き取れない理由 3. 英語の音の特徴に慣れていない

特に「リンキング(音の変化)」は今もまだ苦手だけど,具体的な例が載っていて,多少は真似できるようになったと思う.

  • パターン 1. 子音と母音がつながって,1つの音に聞こえる(an option, tell us, turn off, going on, etc)
  • パターン 2. 子音が続くとき,前の子音が省略される(hot day, good job, don't need, etc)
  • パターン 3. 子音と y [j] がつながって,子音の音が変わる(Would you, Have you, As you, etc)

YouTube にもリンキングを紹介した動画は多くあって(調べると驚くほど出てくる),今も繰り返し観ている.

www.youtube.com

シャドーイング教材

「第4章」には今後シャドーイングを続けるときに使える教材が多く載っている.書籍/ポッドキャスト/アプリ/TED/YouTube/Netflix などなど.本当にたくさん!自分にあった教材を選べれば何でも良いと思う.

僕は "楽しめる" ことと "レベルにあっていること" そして "毎日続けられること" を重視して,いくつか候補を挙げて試してみた.最終的に今は本書にも載っている TOEIC presents English Upgrader のエピソード(63個)を使ってシャドーイングを続けている.今は3日間で1エピソードを完了させるプランを考えて試行錯誤中なので,また数ヶ月続けてみて別途まとめようと思う❗️

www.iibc-global.org

まとめ

「3ヶ月で英語耳を作るシャドーイング」を使って,3ヶ月間「タニケイ式シャドーイング」に取り組んでみた.シャドーイングの価値とシャドーイングのやり方をゼロから学べて,特に「シャドーイング入門者」におすすめ!シャドーイング効果は全然まだまだ❗️引き続きやっていくぞー (・∀・)