今回は 2022年12月〜2023年2月中旬(第2期 : 約3ヶ月間)のシャドーイングを振り返りつつ,課題と今後(既に着手している第3期)についてまとめようと思う❗️あくまで個人的な英語学習ログだから参考にはならないと思う.ちなみに英語学習の一つとしてシャドーイングに入門した 2022年8月末〜2022年11月(第1期 : 約3ヶ月間)の振り返り記事は以下にまとめてある.
使ったシャドーイング教材
前回の振り返り記事の最後にも載せた通り,今回シャドーイング教材としては「TOEIC 公式アプリ (TOEIC presents English Upgrader)」を使った.「タニケイ式」のおすすめ教材にも載っていて,会話も2-3分と長くなく,レベル的にもちょうど良いと思った.また TOEIC を受験する予定もあったため,単語や表現の観点でも相乗効果が期待できそうだった.
まず TOEIC presents English Upgrader の良いところはエピソードの多さで,現時点だと「63種類」もある❗️
- 1st Series(全12エピソード)
- 2nd Series(全15エピソード)
- 3rd Series(全20エピソード)
- 4th Series(全7エピソード)
- 5th Series(全9エピソード)
今回の3ヶ月間では 1st Series と 2nd Series で「計27エピソード」を使った📻仕事的に FTP
や クラウドコンピューティング
のエピソードに興味がありすぎたけど順番に進めたw
- 1st Series
- 同僚からの留守電を聞く
- CD ショップでの会話
- クライアントへのプレゼン
- 電話で修理の依頼
- サプライズパーティーの計画
- FTP の説明
- 出産を控えた同僚との会話
- レポートの内容を上司に報告
- 電器店での会話
- 注文内容の確認と手配
- 受付での会話
- 新プロジェクトについての説明
- 2nd Series
- 外国人社員とランチに行く
- クラウドコンピューティングについての説明
- 音声ガイドを聞く
- クライアントに商品の説明をする
- インタビュー(NHK キャサリンさん)
- 2010年の印象に残った出来事
- 英語学習アドバイス
- 空港でのトラブル
- バレンタイン
- クレームの電話
- ジョブインタビュー(海外の企業に就職する)
- 引越しの手配
- 商談で失礼に聞こえる英語
- パーティーの企画
- インタビュー(ピーター・バラカンさん1)
アプリ紹介
基本的にアプリはシンプルだから使えばわかる❗️という感じだけど,簡単にまとめておく.後ほどまとめる「シャドーイングでの使い方」と「アプリの改善要望」にも繋がる.
まず,一覧からエピソードを選ぶと「リスニングモード」と「クイズモード」の2種類がある
それぞれ以下のような構成になっている.
リスニングモード
- リスニング(英語)
- 解説(日本語)
- リスニング(日本語)
クイズモード
- リスニング(英語)
- 理解度クイズ
- 単語クイズ
スケジュール
前回の3ヶ月間では「タニケイ式」のモデルに沿って "1週間 / 1コンテンツ" で進めたけど,今回はタニケイ式のステップを流用しつつ,"3日間 / 1コンテンツ" で進めた❗️
- Step 1. リスニング(スクリプトを見ずに音声を聞く)
- Step 2. ディクテーション(音声を聞きながら文章を書き出す)
- Step 3. 黙読理解(英文を理解する)
- Step 4. 音読(速音読/中速音読/普通音読と3回読む)
- Step 5. リピーティング(1文ずつ真似して繰り返す)
- Step 6. オーバーラッピング(音声と同時に喋る)
- Step 7. シャドーイング(音声の後を追いかけながら喋る)
3日間とステップの対応表は以下の通り📅
- | Step 1 | Step 2 | Step 3 | Step 4 | Step 5 | Step 6 | Step 7 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1日目 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
2,3日目 | ○ | ○ | ○ | ○ |
どんなに忙しくても毎日 "15分から1時間程度" は捻出できるように習慣化を強く意識していた.実際にやったことがあると伝わるはずだけど,特に「ディクテーション」は時間がかかってしまうため(完璧に聞き取れていない証拠でもあるけど💦),特にどのコンテンツでも「1日目」の負荷が高かった.3ヶ月間1度も止めることなくシャドーイングを継続できたことは自分を褒めたいとは思うけど,やはり仕事をしながらの時間捻出は常に課題だった.
TOEIC 公式アプリを使ったシャドーイング
ここからは,TOEIC 公式アプリを使って僕自身がどのようにシャドーイングをしたのかをまとめたいと思う.全然ベストプラクティスではないと思ってて,あくまでこうすると良いんじゃないだろうか?という仮説を基にやってみた.
✅ Step 1. リスニング
まず「Step 1. リスニング」では,「クイズモード」を使った.基本は1回で聞き取るようにして,どうしても無理だったら2,3回は聞くこともあった.そのままクイズに進んで,どのぐらい理解できているのかを確認した.TOEIC のリスニング対策にもなる.
✅ Step 2. ディクテーション
そこからまた「クイズモード」を開き直して,今度は「Step 2. ディクテーション」として紙に書き出す.エピソードによって聞き取れるものもあれば,全然聞き取れなくて落ち込むこともあった.これ以上は無理!となったらスクリプトを見ながら答え合わせをしていく.雰囲気が伝わればと思ってディクテーションをした結果を撮影してみた❗️驚くほどディクテーションできてないじゃん〜という気持ちになる.文字色は完璧ではないけど,大体以下のようにしている.
- 黒字(ディクテーション)
- 赤字(直し)
- 青字(覚える単語や表現)
- 緑字(リンキングなど発音)
- 蛍光ペン(すぐ使えそうなフレーズなど)
✅ Step 3. 黙読理解
今度は「リスニングモード」に切り替えて「Step 3. 黙読理解」をする.黙読ではないけど,リスニングモードには日本語の解説があって,黙読理解の質を高めるために本当にイイ👏
Step 4. 音読 と Step 5. リピーティング
今度は「クイズモード」のスクリプトを使って「Step 4. 音読」を進める.ここはタニケイ式に沿って3回行う.その中で特に言いにくかったり,舌が回らないようなところは「Step 5. リピーティング」で部分的に繰り返す感じ.課題は後述するけど,1日目は「Step 2. ディクテーション」や「Step 4. 音読」に時間がかかるため,「Step 5. リピーティング」はせずに諦めてしまうことも多かったのは反省点かなぁ...
✅ Step 6. オーバーラッピング と Step 7. シャドーイング
同じく「クイズモード」を使って「Step 6. オーバーラッピング」と「Step 7. シャドーイング」をする.音読を毎日することで,特に3日目にはそれなりにうまくシャドーイングできたりもする(当然全然できない苦手意識のあるエピソードもいくつかあった).
振り返り
1. 楽しめた 🙆♂️
まず,楽しめたのは良かったと思う.TOEIC 公式アプリはエピソードのシチュエーションも多く,飽きずに楽しく続けられた.また "解説" や "クイズ" もあって,シャドーイング以外に語彙やフレーズを学べたのも良かった.前述した TOEIC 公式アプリを使ったシャドーイングはそこそこうまく機能していたと思う.
2. 習慣化できた 🙆♂️
前回も含めると,時間こそ短いものの「6ヶ月続けられた」ことは良かったと思う.今まで幾度となく英語学習は習慣化できず挫折してきた経緯もあり,楽しめているのは理由の1つだと思う.
3. そこまで上達してなさそう 🙅♂️
そもそも毎日 "15分から1時間程度" しか捻出してないなら上達するわけない!というのは理解しているし,他人と比較する必要もないとは思うけど,英語系 YouTube を見ると「たった30日で〜」とか「90日続けたら見違えるほど〜」というシャドーイング関連の動画も多く,僕自身はそういう成長曲線では進めていないなぁーと落ち込むことは多かった.それでも,英語ミーティングで少しはうまく話せたかなぁ〜という成功体験があったり,過去のエピソードのシャドーイング部分を改めてやり直すとうまく言えたりして,一歩一歩ではあるけど前進できている可能性もありそう👏あと2022年12月と2023年1月に申し込んで,特に対策はせずそのまま受験してみたけど,リスニングで "360点〜400点" ぐらいだったので,シャドーイングの効果が出ているのかも❓(ちゃんと対策する時間も捻出したいところ...)
4. 作業になりがち 🙅♂️
習慣化できたとは言え,ふと「作業感」を感じることも多かった.具体的には,シチュエーションを意識せずに淡々と音読をしてしまったり,シャドーイングでもロールプレイのような気持ちを持たず,ただ耳に入ってきた音を繰り返しているだけだったり.時間捻出に余裕がないからということにも関係するけど,"作業" になりがちなのは反省点の一つだとは思う.
今後どうするか
振り返りをした後にウェブや YouTube でシャドーイングの効果的なやり方などの解説を調べて「意味のないシャドーイング」に該当することが多くて刺さった🔪改善策も含めてザッとまとめると以下❗️
黙読理解を深める
シャドーイング関連の YouTube の解説でよく出てきた「文章の意味と音をリンクさせる」という点があまりできていないと思った.文章を何となく理解できたら音読に進んでしまっていて,曖昧に終わらせてしまっていた.
発音をもっと意識する
リンキングなども含めて聞こえる音を意識してシャドーイングをしてるつもりではあったけど,今後は発音記号も確認するなど,より音を意識したいと思った.
またシャドーイング以外にも発音矯正をしたいと思って,2023年2月から ELSA Speak を契約して毎日少しずつ練習をしている.ちなみに2017年頃には DMM 英会話を使っていた時期もあったけど,人と話すのは気が重く,さらにこれ以上時間を捻出できなさそうという懸念もあった.
今後使うコンテンツは少し悩んだ.TOEIC 公式アプリを使ったシャドーイングは気に入っているし,継続したい気持ちもあったけど,もっと1回1回のクオリティを高めようとすると,どうしてもコンテンツ量が多く感じた.また ELSA Speak を毎日やるという新しい習慣も追加したため,時間捻出の面でさらに厳しくなりそうだった.そこで,YouTube などでも紹介されていた「TOEIC 公式問題集のリスニング (Part 1,2,3,4)」を使ったシャドーイングを始めることにした.実際に今は「公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 9」を使ってもう2週間ほど続けている❗️また3ヶ月ほどたったら振り返りをしたいと思う.
TOEIC 公式アプリ (TOEIC presents English Upgrader) の改善要望
コンテンツとしては非常に良いとは思うけど,アプリの機能面(実装面)では残念なところが多くあって困った.ちなみに環境としては Pixel 6 (Android 16) を使っている.改善要望的なことを以下に挙げておこうと思う.
- リスニングモードで再生中に一覧に戻ると音声が再生されたままになってしまう
- クイズモードで Android の戻るボタンを押すとリスニングモードに飛ばされて音声が二重に聞こえてしまう
- 戻るボタンの実装が悪そう
- バックグラウンド再生はできると書いてあるけど止まってしまうことがある
- "10秒戻す" のような機能がなくディクテーションがしにくい
- クイズモードの音声データが入ってなくてエラーになってしまう箇所がそこそこある
まとめ
引き続き頑張るぞ〜💪