僕が担当してるプロダクトで Qiita:Team を導入して1週間たったので,状況などをまとめておこうと思う.
背景
これまで,プロダクトでドキュメントを書く場合,Redmine の Wiki を中心に使っていて,場合によっては ChatWork に書いたりもしていた.
ChatWork みたいに情報が流動的なアプリケーションに静的なドキュメントを書くべきではないし, Redmine の Wiki は markdown 記法があまりにも微妙で使えないし,通知的な機能も乏しく, ドキュメントを書くことに対して,全然モチベーションが上がらないという状況だった.
さらに Confluence も合わせて検証したけど,デフォルトの記法が Word みたいで馴染めなく, Plugin で markdown 対応してみても,微妙な markdown でさらに馴染めなかった.
提案
そこで,Qiita:Team を導入して,コラボレーションを強めましょう!という提案プレゼンをプロダクト全体にしたところ,「良さそうだし,まずは使ってみようよ!」と言ってもらうことができて,提案プレゼンをしたその日に全員が使うような状況まで進んだっていうスピード感!
ちなみに,数人でトライアルを2週間ほど使っていたので,Qiita:Team が良さそうだっていうのは既に確信していた.
(公開用に修正しています)
1週間使ってみて
コラボレーション状況
使うメンバーが多く,既に Extra プランで,約20人で使っている.
コラボレーションの状況としてはこんな感じ.こういう情報が Qiita:Team からすぐに取り出せたらいいのに!(Qiita:Team Stat みたいなw)
項目 | 件数 |
---|---|
記事数 | 約60件 |
プロジェクト数 | 約4件 |
コメント | 約100件(ザッと数えてみたw) |
いいね! | たくさん(数えるの諦めたw) |
タグ数 | 約35件 |
基本的な使い方
- 自己紹介
- 日報
- 議事録
- プロダクトルール
- プロダクト開発ルール
- その他いろいろ
Qiita:Team の自己紹介が絶妙なバランスでチーム内の会話を生んでいて,実はこういう趣味があったんだ!とか,そういう会話が広がってびっくりした.日報もとても良くて,思ってることを所感に書いたらコメントもらえたりして!
タグの活用
Qiita:Team を使う上で重要なのはタグだと思ってるので,とりあえず,何か1つでもタグを付けるようにしている.
タグの精査っていうのは,恐らく中長期的に見て絶対に必要なタスクで,ある程度ルール化もした方が良いと思うけど,また使い始めだし,スピード感を持って,気軽に投稿できることを優先したかったため,現状では特にルールもなく自由にタグを付けてもらっている.
業務外だと,ポエムタグ,グルメタグ,Tipsタグなどの記事も書いている.
導入事例 | Qiita:Team - 書くことの敷居が低い情報共有ツール も凄く参考になる!いつかここに載れるように使い込んで行きたいな!
テンプレートの活用
まず,日報テンプレートにデフォルトで付いている %{mention}
は外した.作業が遅くなってしまった人が日が変わってから日報を投稿する場合に,変な時間にメールが飛ばないようにするためっていうのが1番の理由かな.
ChatWork 通知の活用
チャットとしては ChatWork を使ってるので,Qiita:Team 更新通知用チャンネルを用意して,そこに bot 経由でひたすら流している.上で書いた日報のメンションに関しても,結局このチャンネルを見れば代替できるので,誰にも見られず流れてしまうってこともない.
課題感
とは言え,まだまだ課題もあると思うので,そこもまとめておく.
- 画像以外のファイル添付がサポートされていない
- Kobito から投稿する場合にテンプレートが使えない
- ダッシュボード的な画面がなく,右上の「さがす」メニューまでが遠く感じる
- Tips を投稿するときに,自分のブログ,Qiita,Qiita:Team などどこに書けばいいか悩む
- 仕様や画面デザインなど,GitHub:issue との使い分けが難しいカテゴリがある
その他
プロジェクトにリンクを貼るときに,毎回 markdown のリンク記法を書くのが面倒だったので,Chrome拡張を作った.
Kakakakakku/qiita-team-link-generator · GitHub
今後の予定
導入して2週間たったら,Qiita:Team KPT をやって,全員の率直な意見を聞いて議論してみようと思ってる.それなりに人数も多いので,継続的に意見を吸い上げて Qiita:Team を盛り上げて行く.
まとめ
Qiita:Team まじで最高!コラボレーションの最大化!!!