2022年8月に発売された「『呪術廻戦』で英語を学ぶ!」を読んだ.呪術廻戦はとにかく好きで(単行本派で漫画もアニメも何周もしている),英語学習の気分転換にでも読もうと思って買ったら,そこそこに本格的な一冊で期待を上回る良書だった.収録されているセリフも多くて,楽しみながら学べる!英語学習をしている呪術廻戦ファンにおすすめ!
目次
内容的には単行本「19 巻」までなので,死滅回游編の序盤まで含まれる.また「呪術廻戦 0」も含まれるため,乙骨憂太や折本里香のセリフもしっかりと出てくる.あと注意点としては,セリフの英訳は本書オリジナルになっているというところ!
- 第1章 【呪】呪術師の台詞
- 第2章 【術】必殺技
- 第3章 【廻】呪い・呪詛師の台詞
- 第4章 【戦】ダイアローグ
第1章 / 第3章
第1章と第3章では,キャラクターごとに名セリフが英語化されている.そして,単語 / 熟語 / 文法 / 表現などの解説も多くて勉強になる.書き言葉と会話言葉の違いなども解説されている.よく出てくる単語とセリフを一部載せておく.本当に多くのセリフが収録されているので本書を読んでみて欲しい!
- 呪い (curse)
- 呪術師 (Jujutsu sorcerer)
- 呪術 (Jujutsu sorcery)
- 呪霊 (cursed spirits)
- 祓う (exorcize)
- 帳 (curtain)
闇より出でて闇より黒く、その穢れを禊ぎ祓え Emerge from darkness, blacker than darkness. Purify that which is impure.
僕は呪術高専で里香ちゃんの呪いを解きます I will break free from Rika's curse at Jujutsu High.
大丈夫 僕最強だから Don't worry. I'm the strongest.
狗巻棘は呪言だけじゃなく「おにぎりの具」も英語化されて笑った.
- ぶっとべ (Blast away.)
- 潰れろ (Get crushed.)
- 動くな (Don't move.)
- こんぶ (kelp)
- しゃけ (salmon)
- おかか (fish flakes)
第2章
第2章は「必殺技」が英語化されている.日常的に使う場面はなさそうだけど,会社にいる呪術廻戦好きなグローバルのメンバーと雑談するときのネタにはなりそう.DOMAIN EXPANSION はドヤ顔で言えるようにしておこうw
- 領域展開 (DOMAIN EXPANSION)
- 反転術式 (REVERSE CURSED TECHNIQUE)
- 無量空処 (UNLIMITED VOID)
- 嵌合暗翳庭 (CHIMERA SHADOW)
- 黒閃 (BLACK FLASH)
- etc
他にも英語情報だと Fandom の Wiki も充実してて,同じく英語学習に使えそう.
第4章
第4章は「ダイアローグ」として,会話を重視してまとまっている.また一部のページは実際に吹き出しに英語が入っていて,英語で呪術廻戦を読む練習になる.どのセリフも鮮明に思い出せて楽しめた.本書を読んで,改めて「日本語って本当に主語が抜けてるなぁー」と感じた.今まで英語でマンガを読んだことはなくて,Kindle ですぐに「Jujutsu Kaisen」を読めるし気になる!
Amazon Polly を使ってセリフを読み上げる
英語学習の効果を考えると,発声練習と同時にリスニングもしたく,一部のセリフを Amazon Polly を使って mp3 ファイルに変換した.もっと本格的にやるなら Amazon Polly のレキシコン(語彙)を登録すると良さそう.Amazon Polly のサポートしている音声とキャラクターをあわせるのは難しいので,そこは適当に!
# 僕は呪術高専で里香ちゃんの呪いを解きます $ aws polly synthesize-speech --voice-id Matthew --text "I will break free from Rika's curse at Jujutsu High." --output-format mp3 okkotsu.mp3 # 大丈夫 僕最強だから $ aws polly synthesize-speech --voice-id Matthew --text "Don't worry. I'm the strongest." --output-format mp3 gojo.mp3
まとめ
英語学習の気分転換に「『呪術廻戦』で英語を学ぶ!」を読んだら期待を上回る一冊だった.それぞれのシーンを脳内再生をしながら楽しみながら学べて,英語学習をしている呪術廻戦ファンにおすすめ!ちなみに本書の「おわりに」には以下のように載っていて,ネタっぽく書かれているけど,ちゃんと英語学習に使えるように書かれていて良かった!
本書には、台詞(セリフ)を暗唱できるまで音読を繰り返し行えば必ず英語力がアップする、という呪い(まじない)がかけられています。