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macOS のディスプレイ設定でメニューバー(通知欄)の位置を変えることができる

リモートワークに移行してから,以下のように大きく「2拠点(部屋)」で日々仕事をしている.それぞれの部屋で微妙に機材も違っていて,今回は Mac (macOS) のディスプレイ設定 Tips を紹介する.

  • 通常業務 🏢 自宅
    • 正面ディスプレイ : LG 27UL850-W 🖥
    • 左側ディスプレイ : MacBook Pro 13 inch
  • リモート研修配信環境 🏠 実家の空いている部屋
    • 正面ディスプレイ : MacBook Pro 13 inch
    • 左側ディスプレイ : Uperfect 4K 🖥

Mac (macOS) で通知欄の位置を変える

デフォルトだと MacBook Pro 側に「通知」が表示される.上記の通り,部屋によって MacBook Pro の位置が「正面ディスプレイ」だったり「左側ディスプレイ」だったりするため,特に通知が「左側ディスプレイ」に表示されると気付きにくいという課題があった.なお,以下はサンプルとして AppleScript で通知を表示している.

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$ osascript -e 'display notification "@kakakakakku" with title "hello!"'

そこで「メニューバー(通知欄)」の位置を変える.以下のように Mac (macOS) のディスプレイ設定で「白枠 = メニューバー(通知欄)」をドラッグして位置を変えることができる💡実はつい最近まで知らなかった😇

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まとめ

知っておくと便利な Mac (macOS) のディスプレイ設定 Tips を紹介した!もしかしたら知らなかったのは僕だけかもしれない!

Mac で「スクリーンショット設定」を変更する(サムネイル / 影 / 保存場所)

最近 MacBook Pro を新しく移行をしたときに,個人的に必須な「スクリーンショット」関連の設定をした.頻度は低くても毎回調べていたので,今さらながらまとめておく.大きく3点ある!

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1. 画面右下に表示されるサムネイルを無効化する

デフォルト設定だと「スクリーンショット」を取得すると画面右下に数秒サムネイルが表示される.とても邪魔なので無効化する.なお「スクリーンショット」アプリケーションから設定する場合は「オプション」「フローティングサムネールを表示」OFF にすれば OK!

$ defaults write com.apple.screencapture show-thumbnail -bool FALSE

2. 影を無効化する

デフォルト設定だと「スクリーンショット」に影が付いてしまう.ブログに画像を添付するときに邪魔だし,画像サイズ(縦横)も微妙に増えてしまうため,無効化する.

$ defaults write com.apple.screencapture disable-shadow -bool true

3. 保存場所を変更する

デフォルト設定だと「デスクトップ」に全ての「スクリーンショット」が保存される.個人的に「デスクトップ」にファイルを置きたくなく,ブログ用素材として数日残しておくことも多いため,保存場所を変更する(僕は ~/Downloads/screenshots にしている).なお「スクリーンショット」アプリケーションから設定する場合は「オプション」「その他の場所」を設定すれば OK!

$ mkdir ~/Downloads/screenshots
$ defaults write com.apple.screencapture location ~/Downloads/screenshots

Automator と say コマンドを組み合わせた簡単な音声テスト

「リモート研修」「リモート会議」をするときに,機材としては Blue Microphones YeticasterBeats Studio(有線)の組み合わせを使っている.特に「リモート研修」のように1日中配信を行う場合は遅延と充電の観点から意図的に有線を選びつつ,カジュアルな場であれば Bluetooth でも問題なく AirPods Pro を使っている.

オーディオ設定の確認 🎧

そのときに「オーディオ設定(特に出力側)はちゃんと機能している?相手の声をちゃんと聞ける状態になっている?」という個人的な不安があり,休憩時間など定期的に YouTube の適当なビデオを流して,音声テストをする癖がある.特に「リモート研修」では,なぜか BlackHole に設定されてしまう場面もあったりして「お客様の声をちゃんと聞ける状態になっている?」という確認を怠らないように意識している.

「Automator」+ say コマンド 🎧

繰り返し行うこともあり,毎回 YouTube を開きたくないし,最初に流れる広告で音声テストをすることになる場面も多いし(笑)もっと簡単な手順に移行したいと考えていた.現在は Mac (macOS) で使える「Automator」say コマンドを組み合わせた手順に移行して,数ヶ月使っている.個人的には便利で満足している!他にも実現方法はあると思うけど,特に配信中は Mac の負荷も高くなるため,不要なツールを常駐させたくなく,シンプルに実現したかった.今回は簡単に設定を紹介する!

できること 🎧

  1. アプリケーションの「サービス」メニューから「音声テスト(say コマンド)」を実行できる
  2. 任意のショートカットから「音声テスト(say コマンド)」を実行できる

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Automator を使う 🎧

まず「Automator」を開いたら「クイックアクション」を選択する.

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次に「アクション」「ライブラリ」「ユーティリティ」「シェルスクリプトを実行」を選択する.特に他サービスと連携する必要はなく「ワークフローが受け取る項目」「入力なし」にしておく.「検索対象」はデフォルトのまま「すべてのアプリケーション」にしておく.シェルスクリプトは以下のように say コマンドを実行する.文章は普通すぎて避難訓練のようになってしまった...!

$ say '音声テストです!聞こえますか?'

最後に「クイックアクション名」「音声テスト」と設定したら終了!簡単!

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ちなみに「クイックアクション」~/Library/Services に保存されている.最初すぐに見つけられなくて困った!

$ ls -1 ~/Library/Services
音声テスト.workflow

サービスを確認する 🎧

「クイックアクション」はすぐに使える.ChromeiTerm2 など,任意のアプリケーションを開いた状態から「サービス」「音声テスト」を選択すると say コマンドを実行できる.便利!うおおおおお!

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ショートカットを設定する

ショートカット経由で「クイックアクション」を実行することもできる.今のところ特に競合することのなさそうな「option + command + z」に割り当てて問題なく使えている.便利!ついつい押したくなってしまう!

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まとめ 🎧

Mac (macOS) で使える「Automator」say コマンドを組み合わせて気軽に「音声テスト」を実行できるようにした.今まで YouTube を使っていた手順をシンプルに移行できて満足している.なお,今まで「Automator」はほとんど使ったことがなかったけど,実はイロイロと使える便利なツールかも?と思った.他にも使えそうな場面があれば検討してみよう.

おまけ : say コマンド + Rubicure

なお,今回は最終的に「音声テストです!聞こえますか?」という普通すぎる文章になってしまったけど,検証段階では id:sue445 さんの Rubicure を使って,プリキュアの必殺技を読ませていたんだけど,say コマンドの声優さんとの相性が悪かったのと,間違って「リモート研修」中に配信してしまうとヤバイため,個人利用に留めている(笑)スクリプトは雑に書き捨てたからもっとシンプルに書けるはず!

require 'rubicure'
system("say #{Precure.healingood.girls.sample.attack_messages.first.gsub(/[\r\n]/,'')}")

github.com

簡単!便利!Keynote や PowerPoint で「アニメーション GIF」を作ろう!

ブログに載せる「アニメーション GIF」を作るときに KeynoteMicrosoft PowerPoint を使えば,簡単に「アニメーション付きスライド」「アニメーション GIF」にエクスポートできる.知っておくと便利!

どんなものを作れるのか

サンプルとして Keynote を使って「アニメーション付きスライド」「アニメーション GIF」にエクスポートした.オブジェクトのサイズを変更したり,オブジェクトをフェードインさせたり,表現力を高められるぞー!

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Keynote の場合

「アニメーション付きスライド」を作ったら ファイル書き出すアニメーション GIF と選択する.さらに「解像度」「フレームレート」も設定できる.比較的ファイルサイズが大きくなるため,調整するときに使う.

support.apple.com

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Microsoft PowerPoint の場合

「アニメーション付きスライド」を作ったら ファイルエクスポートGIF と選択する.ドキュメントを読むと PowerPoint for Microsoft 365PowerPoint for Microsoft 365 for Mac でサポートされている機能だった.手元にある PowerPoint 2019 for Mac では使えなかった.

support.microsoft.com

まとめ

KeynoteMicrosoft PowerPoint を使えば,簡単に「アニメーション GIF」を作れる!便利!

昨日の記事に載せた「アニメーション GIF」も実は Keynote を使っていて,少しファイルサイズが大きくなったため「解像度 : 中」に落としてある.より複雑なサンプルとして載せておく!

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簡単にできる!macOS で PDF を結合する Tips

macOS のデフォルト機能で簡単に「PDF を結合する」Tips を「3種類」紹介する.以下の3世代で動作確認をした.

  • macOS Mojave
  • macOS Catalina
  • macOS Big Sur

1.「プレビュー」アプリを使う

💡 特定のページを選択して結合したいときに!

PDF を「プレビュー」アプリで開いて「サムネイル一覧」からドラッグすれば,簡単に PDF を結合できる.特定のページを選択して結合することもできるし,全ページを結合する場合は PDF ファイル自体をドラッグすることもできる.またページの順番を変えることもできる.

support.apple.com

2.「Finder」アプリで「クイックアクション」を使う

💡 複数の PDF を選択して結合したいときに!

「Finder」アプリで複数の PDF を選択して「右クリック」「クイックアクション」「PDF を作成」で,簡単に PDF を結合できる.

support.apple.com

3.「ターミナル」アプリで join.py を実行する

💡 コマンドラインで複数の PDF を選択して結合したいときに!

2. で紹介した「クイックアクション」の仕組みは「Automator」アプリで /System/Library/Automator/Combine PDF Pages.action/ 直下にある Python ファイル join.py を実行している.よって「ターミナル」アプリ(もしくは iTerm2 など)で join.py を実行すれば,簡単に PDF を結合できる.--output オプションに結合する PDF 名を指定する.

$ '/System/Library/Automator/Combine PDF Pages.action/Contents/Resources/join.py' --output merged.pdf 1.pdf 2.pdf 3.pdf

まとめ

専用アプリをインストールする必要はなく,macOS のデフォルト機能で解決できる.PDF を結合したくなったときの参考になれば!