ドットインストールで学べる「Scratch 3.0 入門」を受講してみたら「Scratch 初学者」や「親子で Scratch を楽しみたいとき」にピッタリで素晴らしいコンテンツだった!とてもわかりやすく,楽しく,ステップバイステップに学べる.今回の記事では,コンテンツの「良さ」を紹介したいと思う.以下に載せた「全19個」の動画があり,全て3分以内で終わるので,流し見をするだけなら1時間もあれば十分!
- 01 : Scratch を使ってみよう
- 02 : 画面の見方を確認しよう
- 03 : 猫を動かしてみよう
- 04 : スプライトの状態を確認しよう
- 05 : ブロックを組み合わせてみよう
- 06 : 猫をずっと動かしてみよう
- 07 : コスチュームを変えてみよう
- 08 : 矢印キーで動かせるようにしよう
- 09 : 緑の旗でゲームをスタートさせよう
- 10 : 上から卵を落としてみよう
- 11 : 乱数を使ってみよう
- 12 : 卵のクローンを作ってみよう
- 13 : 猫に卵をキャッチさせてみよう
- 14 : スコアを導入してみよう
- 15 : ゲームを止めてみよう
- 16 : ゲームオーバー画面を作ろう
- 17 : 背景を切り替えてみよう
- 18 : ゲームに BGM をつけてみよう
- 19 : ゲームを共有してみよう
作るもの 😺
「Scratch 3.0 入門」では「ねこゲーム😺」を作る.以下に埋め込んだ Scratch プロジェクトの完成版が公開されているため,まずは遊んでみると良いと思う!簡単に言えば「猫を左右に動かしながら上から落ちてくる卵を拾うゲーム」になっている.実際に遊んでみると,結構楽しいし,猫と卵の位置関係によっては確実に拾えない場面があって笑ってしまうww
良いところ 1 : 基本的な操作を学べる 😺
最初に「画面レイアウトの説明」や「用語の説明」や「ブロック操作の説明」など基本的なところから学べる.Scratch を使うのに最低限必要な操作を学べるため,特に初学者に最適だと思う.より詳細な説明は Japanese Scratch-Wiki などにも載っている.
- 言語設定(日本語/にほんご)
- スプライト(名前/座標/大きさ/向き)
- ステージ
- ブロック
- プロジェクト共有設定
- etc
良いところ 2 : よく使うブロックを学べる 😺
以下に載せたよく使うブロックを使って動かしながら学べる.特に猫を左右に動かしたり,コスチュームを変えてトコトコ歩いているように見せたり,BGM を鳴らしたりすると,本当にゲームを作っている気持ちになるし,子供たちにも飽きずに楽しんでもらえる.
10
歩動かすこんにちは!
と2
秒言うニャー
の音を鳴らす- 次のコスチュームにする
- 背景を
PLAYING
にする - 終わるまで
Elec Piano Loop
の音を鳴らす - etc
良いところ 3 : 便利な制御を学べる 😺
以下に載せた便利な制御を組み合わせて作っていく.特に制御を理解することは Scratch で重要なので,トライアンドエラー(動いた!動かない!何かがおかしい!)を繰り返しながらステップバイステップに改善できるのはとても良いと思う.また「猫と卵の衝突判定」として「もし < ねこに触れた >
なら」を使ったり,他にも「卵と地面の衝突判定」として「もし < y座標 < -180 >
なら」を使ったり,少し複雑だけど実践的な制御も学べるのも良い!
- ずっと 〜
- もし
< >
なら 〜 - etc
最終的に「卵」に設定したワークフローは以下のようになる.初学者には少し複雑だけど読み解けるようになるはず👍
良いところ 4 : クローンを学べる 😺
特に Scratch 初学者だと「卵を上からどんどん落とすワークフロー」ってどうやって作るんだろう?と悩んでしまうこともあると思う.数個ならスプライトを増やしても良いけど,今回は「自分自身
のクローンを作る」ブロックを使ったワークフローを作っていく.
「隠す」と組み合わせたり「1
秒待つ」と組み合わせながらクローンを増やせるため,難易度によって待ち時間を変えるなどカスタマイズできる要素もある.また上に載せたワークフローを見てもらうとわかる通り,「クローンされたとき」という制御ブロックを使ってトリガーしているところも理解しておくべきポイントと言える.
まとめ
ドットインストールで学べる「Scratch 3.0 入門」は「Scratch 初学者」や「親子で Scratch を楽しみたいとき」にピッタリで素晴らしいコンテンツだった!是非受講してみて欲しい!
1点気を付けると良さそうな点は,コンテンツとしては事前にゲームの完成版がイメージできているので「こういう動きを作りたい!」という課題に対して「じゃあこの制御を使ってみよう!」とすぐに解決しているけど,実際にやろうとすると「どの制御を使うべきなのか」などの設計に頭を悩ませることが多いと思う.特に僕自身は娘に Scratch を教えたり,小学生に教える機会もあるけど「なんで ずっと 〜
を使うの?」や「なんで もし 〜
を使うの?」など,思考的な疑問が出てくることが多くて教えるのが楽しい!そういった「プログラミング的思考」も吟味しながら楽しめるのもドットインストール良いところだと思う!
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2年ほど前に紹介した小学生向けのドリル「たのしいプログラミング」も Scratch で学びながら合わせて解いてみるとワークフロー(フローチャート)の理解がしやすくなって相乗効果があると思う.