クラウドファンディングとは?
クラウドファンディングのことを何も知らなかったので,入門書を読んでみた.
知識がなくても理解できるように書かれているし,実際のプロジェクトの例も多く載ってるし,このビジネスが注目されてる理由も知ることができた.凄くオススメできる1冊.「一緒に夢を叶える」って本当に素晴らしいことだ!
- 第1章 : 今、大きな注目を集めるクラウドファンディング
- 第2章 : 世界最大の購入型プラットフォーム、キックスターター
- 第3章 : クラウドファンディングを成り立たせている仕組み
- 第4章 : 事業戦略を活性化するクラウドファンディングの特徴
- 第5章 : クラウドファンディングで成功する秘訣
- 第6章 : クラウドファンディングを利用するリスクとマネジメント
入門クラウドファンディング スタートアップ、新規プロジェクト実現のための資金調達法
- 作者: 山本純子
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2014/02/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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クラウドファンディングの分類
クラウドファンディングに5種類もの分類があることを知った.
パッと思い付くのが「寄付型」と「購入型」だったから,他にもあるんだなーという感じだったけど,例えば 2012年 だと「融資型」が一番規模が大きかったようで少し意外だった.
- 寄付型
- 購入型
- 株式型
- 融資型
- 投資型
Third-Level Survivorship = 第3次の生存率
クラウドファンディングを成功させるには「第1次(友人)」と「第2次(友人の友人)」を超えた「第3次(フォロワー)」の人々にアピールすることが重要という話があって,その中で僕の大好きな「How to start a movement」が紹介されてて驚いた.本当にこの講演は素晴らしくて何度も見た.
少し話題はズレるけど Qiita:Team Meetup で LT したときにも「How to start a movement」の話をした.
仲間になる
クラウドファンディングで資金が集まる理由として,単純にリワードを受け取りたいということだけではなく,「プロジェクトの仲間になりたい」という心理が働いてると書かれていて,なるほどなと思った.と同時に,これって「GitHub で OSS に Contribute する」ことにも似てる心理かな?と感じた.
資金を提供することと,プルリクを送ることは違うけど,一緒に盛り上げていこうぜ!っていう気持ちは同じだし,「仲間に加わっていることをちょっと自慢したくなっちゃう」っていう気持ちも同じだと思う.OSS が流行る理由とクラウドファンディングが流行る理由は似てる!発見だ!!!
この記事も非常に熱狂的でワクワクする!
プロジェクトの失敗
資金調達ができたとしても,開発がうまく進まないことは往々にしてあるかなと思って気になっていたけど,ちゃんと最後の章に書かれていて参考になった.
プロジェクトの実現性は審査されないとしても,事前に考えうるリスクを洗い出す義務だったり,ハードウェアのプロトタイプができていることが条件になったりして,できる限り透明性が求められていて安心できるなと感じた.とは言え,資金提供にリスクがあることは間違いないと思う.
例 : blink(1)
最近遊んでる blink(1) も Kickstarter で資金を調達したデバイス系プロジェクトだった.
デバイス系は今後も盛り上がる市場だし非常に気になる.
まとめ
クラウドファンディングは本当に夢がある!まだ入門レベルだけど凄く勉強になった!