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Docker Meetup Tokyo #6 に参加してコンテナパターンの知見を得た

参加してから既に1週間過ぎてて今さら書くの!って言われそうだけど,先週土曜に参加してきた「Docker Meetup Tokyo #6」のメモを残しておこうと思う.倍率2倍以上の抽選に当選できて良かった.去年夏にあった #5 にも参加してるし,Docker Meetup に関しては今回で2回目だった.

dockerjp.connpass.com

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資料

全てまとまってる場所は無さそうだけど,以下のソースからほぼ全て辿れる感じにはなっている.

ピックアップ

特に勉強になった発表をピックアップしておこうと思う.

My Docker Best Practice @spesnova

プラクティスで紹介されていた内容は目から鱗だった.特に one-off containers として紹介されていた「1処理単位のコンテナ」の話は今まで考えたことも無くて衝撃的に参考になった.例として挙がっていた rake db:migraterails console のために Docker を使うなんて自分では考えられなかったけど,確かにメリットを享受できそうだなと感じたし,AWS CLI を使いたくても Python 環境がないから既に揃ってるコンテナイメージを使おうという選択肢も凄く依存度が低く良いなー!

  • 基本原則
    • できるだけコンテナでやる
    • コンテナは "短命" なもの
  • プラクティス
    • Graceful に止めよう
    • backup も migration もコンテナで
    • 設定は Entrykit で環境変数に
    • ホストマシンの運用を忘れるな
    • 継続的脆弱性スキャン
    • SecurityBenchmark を流してみよう

個人的に永久保存版レベルの資料でした.素晴らしいな!

合わせて公式ドキュメントになっている Dockerfile のベストプラクティスもちゃんと読まないとなと思った.

docs.docker.com

Docker Patterns @pottava

Docker コンテナを用途別にパターン化したという話で,LT 自体は超高速に進んだけど,後ほど読み返してみて同じく永久保存版レベルの資料だった.「どういう目的のために」コンテナを活用するのかという点が明示されていて,今まで何となく自分で作ってきたコンテナを振り返ると「このパターンに当てはまるなぁ」と感じたり,「複数のパターンが混在してるから関心を分離させないとなぁ」など反省したりできた.

さらに「単発コマンドパターン」として上記の one-off containers の話も解説されていたりもして,セットで読むとより理解が進むのではと思ったりもした.

docker logs -f @orih_y

Docker を実戦投入するときにケアする必要があるログ管理の話だった.--log-driver=fluentd に関してはちょうど前回の Docker Meetup Tokyo #5 で Docker 1.8 から使えるようになったよ!という発表があって知っていたけど,それ以前のコンテナで使われていた手法が順番に説明されていて凄く理解しやすかった.資料も美しくセンスがあるなーと感じた.

まとめ

Docker をガンガン使っていきたいと思っているものの,まだ開発環境も含めて実戦投入できていないし,頑張って提案していきたいなという感じ.今まで以上に Docker への意識が高まっている!!!

docker-hands-on

去年の夏頃に作った Docker 初学者向けのハンズオン資料のリンクを貼っておく!これから Docker を勉強しようという方など良かったらどうぞ!

github.com

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